16 11月 2017

【論文紹介】Triphenyl borate as a bi-functional additive to improve surface stability of Ni-rich cathode material

出典:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 372, 31 December 2017, Pages 24–30
・Niリッチカソード材料の安全性および電気化学的性能を改善するための、トリフェニルボレート(TPB)の二官能性添加剤の提案。
・TPBの添加効果1:Niリッチ正極上に堆積する電解質分解物(リチウム塩)を除去してセル膨れを抑制する。
・TPBの添加効果2:電極表面に有効な正極 – 電解質中間相(CEI)層を作り出し、ニッケルリッチな陰極の表面安定性を大きく向上させる。
・これらの効果により、TPBの添加したNCM721カソード材料について、60℃で100サイクル後に88.6%の容量保持率を示した。
<元記事>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378775317313873

16 4月 2017

【論文紹介】A comparative study on the solubility and stability of p-phenylenediamine-based organic redox couples for non-aqueous flow batteries

出典:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 348, 30 April 2017, Pages 264–269
・非水系レドックスフロー電池の高エネルギー密度なカソードレドックス材としてのN、N、N ‘、N’-テトラメチル-p-フェニレンジアミン(TMPD)の報告。
・p-Phenylenediamineに対してメチル置換をしたTMPDは、水素結合の排除によって1.0 Mリチウムテトラフルオロボレート – プロピレンカーボネート電解質中に5.0 Mまで溶解する(溶解度が10倍向上=高エネルギー密度化)。
・メチル置換はまた、レドックス中心がメチル基によって遮蔽されるので、PDから生成されるカチオンラジカルおよびジカチオンの化学的安定性を高める。
・さらに、この有機レドックス対は、3.2Vおよび3.8V(対Li / Li +)で2電子酸化還元反応を示す。
・そのため、この有機レドックス対は、非水性フロー電池に対する正の酸化還元対として非常に安定したサイクル特性を示す。
<元記事>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378775317303038

13 7月 2016

【論文紹介】Monoclinic sulfur cathode utilizing carbon for high-performance lithium–sulfur batteries

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 325, 1 September 2016, Pages 495–500
・LiS電池用の硫黄正極に関する報告。
・硫黄中に微量のカーボンが存在することで、硫黄が単斜晶を形成する。
・これはカーボンの濃度がC0.3S8以下の条件でのみ現れる。
・硫黄単斜晶は、直線的なSC3S鎖に起因している。
・カーボン含有硫黄単斜晶はリチエーション中もSC3S鎖により非常に安定している。
・このような複合要素を利用する結晶相の制御は、新たな設計戦略として有望である。
04 1月 2016

【論文紹介】Understanding the effects of a multi-functionalized additive on the cathode–electrolyte interfacial stability of Ni-rich materials

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 302, 20 January 2016, Pages 431–438
・NiリッチなNMC正極の高温での安定性を向上させる添加剤についての報告。
・添加剤としてジビニルスルホン(DVS)を用いた。
・スルホン基がNiリッチ正極状にパッシベーション膜を形成し、ビニル基が架橋された保護膜を形成する。
・その結果、高温100サイクル後の維持率が91.9%と高温サイクルでの安定性が向上した。
<元記事>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378775315304389