03 5月 2017

【論文紹介】Design of Porous Si/C-Graphite Electrodes with Long Cycle Stability and Controlled Swelling

Energy Environ. Sci., 2017, Accepted Manuscript, DOI:10.1039/C7EE00838D
・PNNLとGMとの共同研究による、Si負極に関する報告。
・直径50nm程度の孔の周りに薄い結晶性Siの壁(10〜20nm)を形成した多孔質Si/C グラファイト電極を作製した。
・このSi/C-graphite 電極は650mAh/gの容量を示した。
・このSiは完全リチオ化時に細孔方向に沿って13%の線膨張を示し、電極としての膨張に寄与する細孔と垂直方向への膨張は8%に抑制されている。
・その結果、この多孔質Si/C-graphite 電極は450サイクル後の容量維持率は82%であった。
<元記事>http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2017/EE/C7EE00838D#!divAbstract

09 3月 2017

【論文紹介】Tuning the Solid Electrolyte Interphase for Selective Li- and Na-Ion Storage in Hard Carbon

Advanced Materials,7 March 2017, DOI;10.1002/adma.201606860
・ハードカーボン上に形成されるSEIについての研究報告。
・Naベース電解質中でサイクルさせることで、ハードカーボン上にNaベースのSEIを形成させた。
・興味深いことに、NaベースのSEIはその後Liイオンベースの電解液中で、Liイオンの輸送を容易にする。
・一方、LiベースのSEIは、Naイオンの輸送を遮断する。
・この研究は電気化学的アプローチにより、選択性イオン伝導体を調整するための新たな指針を提供する。
<元記事>http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/adma.201606860/full

05 1月 2017

【論文紹介】Li- and Mn-Rich Cathode Materials: Challenges to Commercialization

Advanced Energy Materials 14 December 2016, DOI: 10.1002/aenm.201601284
・リチウム&マンガンリッチ層状正極(LMR)は全ての正極材の中で最もエネルギー密度の高い(900Wh/kg)材料である。
・しかしながら、LMR正極は電圧減衰、大きな初回不可逆容量、低いレート特性、短いサイクル寿命等の課題がある。
・このLMR正極に関する最近の進捗等のレビュー。
・ LMR /グラファイトのフルセル動作に影響を及ぼすLMR正極のいくつかの重要なパラメータ(初期不可逆容量、電圧減衰、粉末タップ密度、および電極密度)を系統的に分析する。
・劣化を最小限に抑えるための新しいアプローチを紹介。
<元記事>http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/aenm.201601284/full

26 6月 2016

【論文紹介】A facile cathode design combining Ni-rich layered oxides with Li-rich layered oxides for lithium-ion batteries

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 325, 1 September 2016, Pages 620–629
・Niリッチ、Liリッチ相を組み合わせ高容量正極xLi2MnO3·(1−x)LiNi0.7Co0.15Mn0.15O2 についての報告。
LiリッチナノドメインがNiリッチ層に溶け込んだ構造を形成する。
・Liリッチ層は化学的安定性に寄与する。
・ナノスケールで粒子内部を観察したところ、この層状酸化物 Li1+δNi1−y−z−δMnyMzO2はNiリッチというよりもむしろMnリッチな構造をとる。
この正極はパウチタイプのフルセルにおいて900サイクル後も73.5%の容量を維持する。

<元記事>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378775316307583