26 4月 2018

【分析技術】超高速MAS固体NMRによるLIB正極材の解析2 -MATPASS法を用いたSSBフリー7Liスペクトル-  日本電子株式会社 アプリケーションノート

・NMRはLi原子を直接観測できるため、リチウムイオン電池(LIB)構成材料の化学構造や組成の情報を得る有効な手段であるが、多くのLIB正極材料のLiでは、近接する常磁性イオンによって生じるスピニングサイドバンド(SSB)の影響で解析が困難であった。
・近年Hungらによって開発されたMATPASS (Magic Angle Turning – Phase Adjusted Spinning Sideband)1を超高速MASで用いることで、SSBの影響のない広帯域のNMRスペクトルを短時間で取得出来る。
・ これによりサイクルに伴って生じるカチオンミキシングなど、正極材の構造劣化をリチウム側から観測できる。
<元記事>https://www.jeol.co.jp/applications/detail/1626.html

25 12月 2016

【論文紹介】Communication—7Li MRI Unveils Concentration Dependent Diffusion in Polymer Electrolyte Batteries

J. Electrochem. Soc. 2016 volume 163, issue 14, A2988-A2990, doi: 10.1149/2.0681614jes
・磁気共鳴イメージング(MRI)を用いた非侵襲かつ非破壊での高分子固体電解質のリチウムイオン濃度勾配の可視化手法の紹介。
・空間勾配および塩濃度の時間変化の両方を検出することで、拡散係数などの輸送パラメータの直接的な定量を可能にした。
・この研究では、高分子電解質中のリチウム塩の拡散が濃度に依存することを確認した。
<元記事>http://jes.ecsdl.org/content/163/14/A2988

22 10月 2015

【論文紹介】Contribution of the oxygen extracted from overlithiated layered oxides at high potential to the formation of the interphase

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of power Sources, Volume 299, 20,December 2015, Pages 231-240
【概要】
7Li 、 19F NMR を用いて、リチウムリッチ層状酸化物正極の界面を調査した報告。
・初回充電での4.6V以上での層状からスピネルへの転移に起因した酸素放出に注目
・この酸素放出によって、活物質表面に大量のフルオロリン酸が生成することを確認。
・そしてこれが電極/電解質界面の劣化に影響する。