14 9月 2019

【ニュース】経産省 革新型蓄電池実用化のための基盤技術の開発事業 令和2年度概算要求額 38.0億円

○事業目的・概要
・ 運輸部門におけるエネルギー源の多様化や省エネ、CO2排出削減を推進するためには、電気自動車等の次世代自動車の普及が重要。
・電気自動車及びプラグインハイブリッド自動車は、令和12年に新車販売台数に占める割合を最大30%まで引き上げることを目標としており、 その達成に向け、ガソリン車並みの航続距離を持つ電気自動車を実現する、革新型蓄電池の実現が期待される。
・本事業では、産学官の連携の下、高度な解析技術を高めつつ革新型蓄電池の研究開発を加速し、トレードオフ関係にある高エネルギー密度と、車載用として求められる耐久性・安全性等を高いレベルで両立で きる新たな材料や電池構成等の基盤技術を世界に先駆けて確立する。
○成果目標
・ 平成28年度から令和2年度までの5年間の事業を通じて革新型蓄電 池の令和12年の車載・実用化に向け、リチウムイオン電池よりも高いエ ネルギー密度(500Wh/Kg)を有し、耐久性・安全性等について車 載化に向けて克服不可能な課題がないことを5Ah級の大型試作セル を用いて確認する。
<元記事>https://www.meti.go.jp/main/yosangaisan/fy2020/pr/en/sangi_taka_17.pdf

ガソリン車並みの航続距離を実現することで市場にどれだけの価値があるかもう少し深い議論を重ねるべきである。
電池技術へ行政が投資することは重要であるが、このようなことをやっていては半導体と同様の結果を繰り返すだけである。

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02 9月 2019

【ニュース】NEDO:「2019年度NEDO新エネルギー成果報告会」の開催

・NEDOでは、太陽光発電分野、風力・海洋分野、バイオマス分野、熱利用分野における事業の課題や進捗と成果を広く共有することを目的として、成果報告会を開催いたします。
2日間にわたり分野ごとに口頭発表及びポスター展示を行います。
プログラム
・1日目:2019年10月17日(木)
熱利用分野(地熱発電技術)、熱利用分野(再生可能エネルギー熱利用)、バイオマス分野、太陽光発電分野、ポスター
・2日目:2019年10月18日(金)
風力・海洋分野、太陽光発電分野、ポスター

<詳細>https://www.nedo.go.jp/events/FF_100122.html?from=nedomail

26 8月 2019

【ニュース】世界で初めて1/5以下の低コスト実現した「温度差による発電」とは(石田雅彦)

・多くの発電システムの中で最近、注目を集めているのが温度差による熱電発電だ。
・今回、産学官連携の研究開発により、従来の1/5以下という原材料費でなおかつレアメタルを使わない素材による熱電発電が世界で初めて実現した。
・このように、熱電発電の原理はすでに200年以上も前から知られていたが、効率が悪く実用化にはほど遠かった。
・今回、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)、アイシン精機株式会社、茨城大学などは、世界で初めて鉄・アルミニウム・シリコンの熱電材料を使った熱電発電モジュールの開発に成功したと発表した。汎用性の高い元素だけで熱電材料を作ることで、ビスマス・テルルよりも原材料費を1/5以下に下げることが期待できるとしている。
・今回の発電モジュールは1cm×1cmで、室温から200℃までの環境下における温度変化により85μWまで発電できる。
<元記事>https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190824-00139703/

熱電材料は少し前のナノテクブームの際に飛躍的に性能が向上した。今後は、材料ではなく熱の輸送や貯め方などシステム側の革新が重要ではないだろうか。アメリカでは、そのようなところに注目したベンチャーが現れている。
エントロピーの観点で扱いづらい熱を有効利用できる技術の創出は、難しいが重要である。

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05 7月 2019

【ニュース】トヨタ シャープと共同でソーラーパネルを搭載したプリウスPHEVの実証試験を今月末より開始- electrive.com

・トヨタはNEDOとシャープと共同で、屋根とボンネット、テールゲートに太陽光パネルを搭載したプリウスPHEVの実証試験を開始する。
・すでに現状においてもプリウスPHEVにはオプションで太陽光パネルを設置することが可能であるが、今回搭載する太陽光パネルはシャープ製で、現状の4.8倍の出力(860W)、変換効率34%以上を達成する。
・また、従来は停車時に充電する目的で太陽光パネルを設置できるが、今回の実証試験では走行中に発電することが特徴。
・ただし、プリウスの電費は7.2kWh/100kmであり、晴天時においても、走行時に必要な電気容量の本の一部しか賄えない。
・今回の実証試験では、様々な条件でのシミュレーションができるようなデータを蓄積すること。
<元記事>https://www.electrive.com/2019/07/04/toyota-testing-hybrid-prius-fitted-with-solar-cells/

エンジン駆動の時に充電するような仕組みを検証し、車の外部から有効に充電する方法を検証したいのであろう。トヨタは、10年以上前から自動車の面積では充電が不十分なことは理解しており、解消方法を模索しているのかもしれない。

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15 6月 2019

【論文紹介】NEDO 海外技術情報(2019 年 6 月 14 日号)

◯エネルギー関連目次抜粋
・降雪で発電する新デバイス
UCLA が、降雪で発電する摩擦帯電型ナノ発電デバイス、snow TENG (snow-based triboelectric nanogenerator)を開発。 小型でフレキシブルな薄いプラスチックシート状の同デバイスは、正電荷を帯びた雪と負電荷を帯 びたシリコーンを組合せたもので、雪がシリコーンの表面に接触することで発電する。
<元記事>https://www.nedo.go.jp/content/100893787.pdf

雪の結晶の形によって発電効率が違って、地域のよって違いが出そうである。
太陽光が少ない地域で活用の道があるかもしれない。

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15 5月 2019

【論文紹介】NEDO海外技術情報2019年5月10日号発刊

◯エネルギー関連抜粋
・安全な蓄電池の鍵は表面にあり
UT Dallas が、ニッケル酸リチウムカソードを使用するリチウムイオン蓄電池において、発火や爆発 の危険性を高める熱暴走の原因がカソード内部でなくその表面にあることを特定し、解決策を提案。カソード表面を保護する酸化物コーティングの使用を提案。
・欧州で加速するクリーンエネルギーによる水素モビリティー
水素自動車の普及に向けた取り組みが活発化する中、クリーンな低炭素エネルギーへの転換にお けるゼロ・エミッションモビリティーのリーダー的地位獲得を追求する欧州の意欲的な活動により、欧 州数か国で水素ステーション(hydrogen refuelling stations: HRSs)の設置が展開中。
<元記事>https://www.nedo.go.jp/content/100892424.pdf

中国が電池のエネルギー密度に関して何らかの法規の可能性を主張するような雰囲気が薄れてきた。そうするとNi量の多い正極の価値はどうなっていくのだろう。もう一度冷静に自動車用途に必要な電池はどういうもので、それを実現できる材料を考え直す機会ではないだろうか。

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19 12月 2018

【ニュース】NEDO:米国初、レドックスフロー電池の電力卸売市場での運用を開始

・NEDOと住友電気工業(株)は、長寿命かつ大型化に適した定置用蓄電池「レドックスフロー電池(RF電池)」を米国カリフォルニア州の電力卸売市場に接続し、最も収益が見込める運用手法を検証するための実証運転を開始する。
・本実証では運用上、充放電の深度や回数に制約がないというRF電池の特長を生かし、電力卸売市場が求める周波数調整などの調整力や、エネルギー取引による供給力を最適に組み合わせて提供し、RF電池の経済的価値を高める手法を検証する。
<元記事>https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101032.html


◯解説:
アメリカで電力ベンチャーはいくつかある。その用途の多くはピークカットである。その用途の場合、補助金ありきの事業になっている。一方、周波数調整を目的にした会社は採算が取れている。そのような背景を理解できた上での実証試験と思われる。

<ARM Technologiesならびに大木は、このような電力事業向けのサポートも行なっておりますので、何かありましたらご相談ください>

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02 12月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報(平成 30 年 11 月 30 日号)

○エネルギー関連目次抜粋
・再生可能エネルギー生成で二役をこなす太陽電池
LBNL と Joint Center for Artificial Photosynthesis (JCAP)が、現行材料による限界を回避して太陽 光による水分解で水素と電気の両方を生成する人工光合成システム、HPEV (hybrid photoelectrochemical and voltaic) セルを開発。
・ORNL が 120 キロワットのワイヤレス給電を車輌で実証
ORNLが、車輌用の120kWワイヤレス給電システムを実証。以前開発した20kWシステムの6倍の 電力で、現在のガソリンスタンドでの燃料充填速度と利便性に迫る給電時間達成に向けた大きな進 展。
<元記事>http://www.nedo.go.jp/content/100885910.pdf

<X’s EYE> 
◯解説:
グリッドから供給されるエネルギー量が充電するエネルギー量よりも小さい場合、蓄電システムをステーションに設置しないといけない。単位時間当たりに充電したい台数が多いほどその設備増強は大きくなる。

   
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10 11月 2018

【ニュース】NEDO:「水素閣僚会議」を開催

・経済産業省とNEDOは、10月23日に世界で初めて閣僚レベルが水素社会の実現をメインテーマとして議論を交わす「水素閣僚会議」を開催した。
・本会議には、閣僚級、関係企業のトップを含め、世界21カ国・地域・機関の代表を含め300人を超える関係者の参加を得て、水素に関する国際連携の重要性を確認するとともに、グローバルな水素利活用に向けた政策の方向性を共有し、その成果をTokyo Statement(東京宣言)として、議長の世耕経済産業大臣から発表した。
<元記事(発表資料掲載)>http://www.nedo.go.jp/events/report/ZZHY_00001.html

<X’s EYE>
◯解説:
ここ数ヶ月でバスや電車向けのFCVがニュースになっている。長距離走行に関してはEVには様々な問題がある。一方、FCでは長距離に適した性質を有する。EVとFCVが棲み分けて普及していくのであろう。その中で、トヨタの営業力は素晴らしい。


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14 10月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報(平成 30 年 10 月 12 日号)

<蓄電関連抜粋>
◯リチウムイオン蓄電池の電解質を初めて 3D プリントで作製
・ UIC が、高温度射出プロセスによる 3D プリンティング技術でリチウムイオン蓄電池の固体電解質を 作製。
・ 3D プリンティング技術で電極を作製する例は見られるが、固体電解質を含むリチウムイオン蓄電池 全体の 3D プリント作製は今回が初めて。
<元記事>http://www.nedo.go.jp/content/100884211.pdf

<X’s EYE> 
◯解説:
3Dプリンターは大型や大量生産には向かないが、少量のニッチな用途には使えるかもしれない。

   
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