15 5月 2019

【論文紹介】NEDO海外技術情報2019年5月10日号発刊

◯エネルギー関連抜粋
・安全な蓄電池の鍵は表面にあり
UT Dallas が、ニッケル酸リチウムカソードを使用するリチウムイオン蓄電池において、発火や爆発 の危険性を高める熱暴走の原因がカソード内部でなくその表面にあることを特定し、解決策を提案。カソード表面を保護する酸化物コーティングの使用を提案。
・欧州で加速するクリーンエネルギーによる水素モビリティー
水素自動車の普及に向けた取り組みが活発化する中、クリーンな低炭素エネルギーへの転換にお けるゼロ・エミッションモビリティーのリーダー的地位獲得を追求する欧州の意欲的な活動により、欧 州数か国で水素ステーション(hydrogen refuelling stations: HRSs)の設置が展開中。
<元記事>https://www.nedo.go.jp/content/100892424.pdf

中国が電池のエネルギー密度に関して何らかの法規の可能性を主張するような雰囲気が薄れてきた。そうするとNi量の多い正極の価値はどうなっていくのだろう。もう一度冷静に自動車用途に必要な電池はどういうもので、それを実現できる材料を考え直す機会ではないだろうか。

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大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

19 12月 2018

【ニュース】NEDO:米国初、レドックスフロー電池の電力卸売市場での運用を開始

・NEDOと住友電気工業(株)は、長寿命かつ大型化に適した定置用蓄電池「レドックスフロー電池(RF電池)」を米国カリフォルニア州の電力卸売市場に接続し、最も収益が見込める運用手法を検証するための実証運転を開始する。
・本実証では運用上、充放電の深度や回数に制約がないというRF電池の特長を生かし、電力卸売市場が求める周波数調整などの調整力や、エネルギー取引による供給力を最適に組み合わせて提供し、RF電池の経済的価値を高める手法を検証する。
<元記事>https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101032.html


◯解説:
アメリカで電力ベンチャーはいくつかある。その用途の多くはピークカットである。その用途の場合、補助金ありきの事業になっている。一方、周波数調整を目的にした会社は採算が取れている。そのような背景を理解できた上での実証試験と思われる。

<ARM Technologiesならびに大木は、このような電力事業向けのサポートも行なっておりますので、何かありましたらご相談ください>

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02 12月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報(平成 30 年 11 月 30 日号)

○エネルギー関連目次抜粋
・再生可能エネルギー生成で二役をこなす太陽電池
LBNL と Joint Center for Artificial Photosynthesis (JCAP)が、現行材料による限界を回避して太陽 光による水分解で水素と電気の両方を生成する人工光合成システム、HPEV (hybrid photoelectrochemical and voltaic) セルを開発。
・ORNL が 120 キロワットのワイヤレス給電を車輌で実証
ORNLが、車輌用の120kWワイヤレス給電システムを実証。以前開発した20kWシステムの6倍の 電力で、現在のガソリンスタンドでの燃料充填速度と利便性に迫る給電時間達成に向けた大きな進 展。
<元記事>http://www.nedo.go.jp/content/100885910.pdf

<X’s EYE> 
◯解説:
グリッドから供給されるエネルギー量が充電するエネルギー量よりも小さい場合、蓄電システムをステーションに設置しないといけない。単位時間当たりに充電したい台数が多いほどその設備増強は大きくなる。

   
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10 11月 2018

【ニュース】NEDO:「水素閣僚会議」を開催

・経済産業省とNEDOは、10月23日に世界で初めて閣僚レベルが水素社会の実現をメインテーマとして議論を交わす「水素閣僚会議」を開催した。
・本会議には、閣僚級、関係企業のトップを含め、世界21カ国・地域・機関の代表を含め300人を超える関係者の参加を得て、水素に関する国際連携の重要性を確認するとともに、グローバルな水素利活用に向けた政策の方向性を共有し、その成果をTokyo Statement(東京宣言)として、議長の世耕経済産業大臣から発表した。
<元記事(発表資料掲載)>http://www.nedo.go.jp/events/report/ZZHY_00001.html

<X’s EYE>
◯解説:
ここ数ヶ月でバスや電車向けのFCVがニュースになっている。長距離走行に関してはEVには様々な問題がある。一方、FCでは長距離に適した性質を有する。EVとFCVが棲み分けて普及していくのであろう。その中で、トヨタの営業力は素晴らしい。


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14 10月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報(平成 30 年 10 月 12 日号)

<蓄電関連抜粋>
◯リチウムイオン蓄電池の電解質を初めて 3D プリントで作製
・ UIC が、高温度射出プロセスによる 3D プリンティング技術でリチウムイオン蓄電池の固体電解質を 作製。
・ 3D プリンティング技術で電極を作製する例は見られるが、固体電解質を含むリチウムイオン蓄電池 全体の 3D プリント作製は今回が初めて。
<元記事>http://www.nedo.go.jp/content/100884211.pdf

<X’s EYE> 
◯解説:
3Dプリンターは大型や大量生産には向かないが、少量のニッチな用途には使えるかもしれない。

   
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08 9月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報平成30年9月7日号 新刊案内

◯電池関連抜粋
3D プリンティングで作る次世代蓄電池
・カーネギーメロン大学とミズーリ大学が共同で、多孔質で 3D 微細格子構造の電極を作製する革新 的な 3D プリント技術を開発。
・ 従来の交差指状構造電極はノズルから材料を押し出す 3D プリンティング技術で作製されるが、新 技術では個々の液滴を急速に集め合わせることで、従来の材料押出技術では不可能であった複雑な 3D 電極構造をプリント作製できる。
・リチウムイオン蓄電池で新電極を使用した結果、ブロック電極に比して充放電容量が 4 倍、また面積容量が 2 倍向上。
<元記事>http://www.nedo.go.jp/content/100883025.pdf

25 8月 2018

【論文紹介】NEDO 海外技術情報8月24日号 公開

◯エネルギー関連抜粋
・新炭素材料がリチウムイオン蓄電池の段階的変化の兆しを見せる
ランカスター大学と中国・吉林大学が、リチウムイオン蓄電池の新しいアノード材料となる、 OSPC-1(organically synthesised porous carbon)と称する多孔質炭素材料を開発。OSPC-1 はグラファイトに比して 2 倍超のリチウムイオン量を吸蔵する。また、グラファイトの 2 倍超の速度でリチウムイオンを吸蔵するため充電速度も 2 倍に向上。
・自己加熱する急速充電蓄電池が全天候対応型 EV を実現
ペンシルベニア州立大学が、低い外気温度下でも急速充電できる自己加熱式のリチウムイオン蓄 電池を開発。別に設けたニッケルフォイル を抵抗加熱により急速に加熱を促して電池内部を温め、温度が室温を上回るとスイッチが開いて電池に電流が流れ、 急速充電する。
<全文>http://www.nedo.go.jp/content/100882561.pdf

06 7月 2018

【ニュース】次世代全固体電池開発で文科と経産が連携、JSTプロジェクトの一部成果をNEDOに移管 | 日経 xTECH(クロステック)

・文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)は2018年7月3日、2010年にスタートした次世代蓄電池の基盤研究成果の一部が、経済産業省の管轄する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2018年6月から5年計画で始めた全固体蓄電池開発プロジェクトに引き継がれたと公表。
・今回、移管対象になった研究は、大阪府立大学の辰巳砂昌弘教授がチームリーダーを務めた「無機固体電界質を用いた全固体リチウム2次電池の創出」プロジェクトの成果など。
<元記事>https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/01852/

01 7月 2018

【論文紹介】NEDO海外技術情報 6月29日号 発刊

◯蓄電池関連目次抜粋
・リチウムイオン蓄電池でのコバルト不使用を可能にする新技術
UCB、バークレー研究所(NBL)、アルゴンヌ研究所(ANL)、MIT およびカリフォルニア大学サンタクル ーズ校(UCSC)の共同研究により、リチウムベースの蓄電池で使用するコバルトを、豊富で安価なマン ガンが代替する可能性を発見し、同材料で従来の 50%多くリチウムイオンを貯蔵するカソード(正極)を 開発。
・高負荷活性材料を用いた新しいフレキシブルな自立型電極
中華人民共 和国・中国科 学院(CAS)は、高負荷活性材料を有する新しいフレキシブルな自立型電極(free-standing electrodes)の 作成に成功した。
<全文>http://www.nedo.go.jp/content/100880164.pdf