11 6月 2019

【ニュース】BYD、リン酸鉄リチウムイオン電池の電動リフト発売へ | MOTOR CARS

・中国EV大手、比亜迪(BYD)傘下のビーワイディージャパン株式会社は日本国内で同社導入初のリチウムイオン電池搭載の2トン積載・電動ハンドパレットトラック 「P20W」と、5トン積電・動カウンターフォークリフト「ECB50」を2019年6月11日より発売する。
・電池そのものの完成品が比較的重量を持つことから鉛二次電池のリプレイス活用や、定置型蓄電池システムなどには適しており、BYDでは重量比が欠点となり難い大型車両の他、今回の輸送機器等への展開を進めている。
<元記事>https://motorcars.jp/byd-to-launch-electric-lift-of-lithium-iron-phosphate-battery20190610

記事にあるようにフォークリフトは重いものを持つので思い方がいい。LIBでも重りをつけたりする。
物流においてハブ機能の倉庫が大きくなり電動化が進むとこのような商品に加え、もう少し小さな商品も電池の市場としてそれなりに大きくなっていくことが期待できる。長期のメンテナンス込みでサービスを提供するような仕組みは面白いと思う。

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01 3月 2019

【ニュース】Johnson Matthey   Lithium WerksとLFPの長期的な供給契約締結

・Johnson Matthey(JM)は、エネルギー貯蔵および電池会社であるLithium Werksと電池材料の長期供給契約を結んだ。
・2019年4月1日から5年間に渡る契約で、JMは中国のChangzhouにある同社の施設で製造されたリン酸鉄リチウム(LFP)を供給する。
<元記事>https://www.apnews.com/8c4e87aa097d2fda47b9c9cd1f34a769

JMは、high-Ni系の正極のビジネスも検討している。自動車触媒でメジャーな会社では、電池業界に参入したのは最後発である。一方で、このような自動車業界以外にも注目して検討し、特徴を出そうとしているのは面白いのではないだろうか。

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03 12月 2018

【ニュース】Lithium Australia 鉱山廃棄物からリン酸鉄リチウム正極を合成する技術を開発

・Lithium Australiaの完全子会社であるVSPCは、世界初の鉱山廃棄物からリチウムイオン電池を製造する画期的な技術を開発したと発表。
・鉱山廃棄物として生成されるtri-lithium phosphateからリン酸鉄リチウム正極を製造した。その電池特性は炭酸リチウムから製造されたものと同等であることを確認した。
・この技術を利用することで、リン酸鉄リチウムの製造コストが大幅に削減できる見込み。
<元記事>https://smallcaps.com.au/lithium-australia-sadisdorf-european-lithium-ion-battery-market-technology/

<X’s EYE>
◯解説:
コストが見合うのであれば、バス用途などで使用されることが期待できる。
ちなみに、石油会社が硫化物固体電池に着目するのは、脱硫ででた廃棄物の硫黄を活用したい思いがあるからである。

13 9月 2018

【コラム】材料不足により、定置用電池はNMCからLFPへシフト?

・定置用途においては、NMCは材料不足の懸念から、LFPにシフトすると考える者もいる。
・エネルギーストレージアナリスト、Mitalee Gupta氏は、定置用等のエネルギーアプリケーションにおいて、LFPの扉が開いたと述べた。
・これまで前年比20%程度の電池価格の低下を継続してきたが、NMCの需要の高まりによって、直近では、価格低下が「大幅に減速した」。
・NMCはLFPに比べてエネルギー密度は高いが、定置用ではそれはさほど重要でない。それよりもLFPの長いサイクル寿命と安全性の方が魅力的である。
・ESS用途の、NMCからLFPへの移行により、中国電池メーカが脚光を浴びている。
・GCIS China Strategic Researchによると、現在においても中国メーカはNMCよりもLFP電池の生産能力の増強のほうが多い。
・ESSプロジェクト開発会社のPowin EnergyのBrown氏はLFPを推しているが、それでも「完璧なエネルギー貯蔵システムはまだ構築されていない」と語っている。
<元記事>https://www.utilitydive.com/news/battery-material-shortage-pushes-developers-to-shift-li-ion-chemistries/532027/

<X’s EYE(X氏コメント)>
ビジネス:
NMCが中国市場で求めあれるようになったのは法規の影響が大きい。 Read More

28 7月 2018

【論文紹介】Microscopic mechanism of biphasic interface relaxation in lithium iron phosphate after delithiation

出典:https://www.nature.com/

Nature Communicationsvolume 9, Article number: 2863 (2018) 、DOI : 10.1038/s41467-018-05241-1
・一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)による電極内部のリチウムイオン分布の変化をナノスケールで観察する手法の報告。
・走査型透過電子顕微鏡(STEM)とモノクロメータを用いた電子エネルギー損失分光法(EELS)によって得ることができる特定のスペクトルを利用し、リチウムイオン分布をナノメートルスケールで観察できる新たなイメージング手法を構築。
・この手法により、LFP正極の内部で、リチウムイオンの中間組成分布や特徴的な境界構造を明らかにし、さらには、リチウムイオンの分布が変化していく過程をも観察することに成功。
・この結果により、Li イオンが移動していく過程では、LiFePO4 と FePO4の境界の特徴的な構造が重要な役割を果たしていることを明らかにした。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41467-018-05241-1

16 3月 2018

【論文紹介】Formation of size-dependent and conductive phase on lithium iron phosphate during carbon coating

出展:https://www.nature.com/

Nature Communicationsvolume 9, Article number: 929 (2018),;doi:10.1038/s41467-018-03324-7
・LFP正極の炭素被覆工程中のLFP/C界面の化学変化について詳細に調査した。
・その結果、炭素被覆プロセス中に新しいイオン導電相Fe2Pを発見した。
・相含有量はサイズ、温度、およびアニール雰囲気に依存し、この相の形成は、炭素被覆プロセスの還元能力に関連することがわかった。
・この知見が、炭素被覆されたリン酸鉄リチウムの相組成の制御を導き、製造プロセス中にその品質を調整するのに役立つ。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41467-018-03324-7