22 5月 2017

【分析技術】リチウムイオン電池正極の三次元反応分布計測3D – SPring-8/SACLA 利用研究成果集

出典:https://user.spring8.or.jp/

・リチウムイオン電池のレート特性を支配する現象の解明を目指し、リチウムイオン反応分布の二次元および三次元可視化計測法を検討した。
・LiFePO4正極の二次元可視化から、集電体側に比べてセパレータ側で反応が進行していることがわかった。
・X線吸収分光法とラミノグラフィー法を利用した二次元XAS(2DXAS)および、三次元XAS(3DXAS)による可視化計測法により、電極断面毎のリチウムイオン反応分布の可視化に成功した。
・しかし、電極断面の上下におけるリチウムイオン反応分布の差異までは識別できていないことが判明した。
<元記事>https://user.spring8.or.jp/resrep/?p=8429

11 9月 2015

【論文紹介】Origin of hysteresis between charge and discharge processes in lithium-rich layer-structured cathode material for lithium-ion battery

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of power Sources, Volume 298, 1,December 2015, Pages 144-149
【概要】
・リチウムリッチ層状酸化物正極 Li1.2Ni0.13Mn0.54Co0.13O2の充放電カーブのヒステリシスのメカニズムについての報告。
・XRDにより、充放電プロセス中の格子パラメータにヒステリシスがあることを確認。
・XAFSスペクトルにより、遷移金属の酸化還元は充放電において同じ電位で生じるが、酸素の酸化は遷移金属よりも高い電位で生じるが、還元時は遷移金属よりも低い電位で生じることを確認した。
・即ち、充放電曲線のヒステリシスは酸素の酸素のレドックスが起因している。
09 10月 2014

【論文紹介】Stabilization of the Electronic Structure at the Cathode/Electrolyte Interface via MgO Ultra-thin Layer during Lithium-ions Insertion/Extraction

【概要】
・MgO被覆したLCOの高充電電位での劣化抑制効果について。
・オペランドX線吸収分光法 (XAS) により被覆メカニズムを検証。
・その結果、MgO被覆により、LCO表面の局所的な構造歪みを抑制。
・表面被覆の形態による、電極/電解質界面の電子状態や局所構造変化を議論。
Electrochemistry, Vol. 82 (2014) No. 10 p. 891-896
<続き・元論文(オープンアクセス)>
https://www.jstage.jst.go.jp/article/electrochemistry/82/10/82_14-E00036/_article/-char/ja/