10 6月 2019

【論文紹介】Overcoming binder limitations of sheet-type solid-state cathodes using a solvent-free dry-film approach – ScienceDirect

出典:https://ars.els-cdn.com/

Energy Storage Materials, doi: 10.1016/j.ensm.2019.05.033
・フラウンホーファー研究所とサムスン日本研究所が溶媒を用いないドライプロセスで低コストな電池製造プロセスを開発。
・0.1wt%のPTFEバインダーと活物質、固体電解質、導電材を乾式混合し圧延機で処理することでNMC正極板を作製。
・圧延機で高い剪断をかけることでバインダーポリマーがクモの巣状に活物質粒子と決着し、柔軟な自立性電極が作製できる。
・バインダー量が少ないことで、インピーダンスが下がる。
・溶媒を用いずに9cm2サイズの全固体電池を作製したところ、加圧無しで100サイクルの充放電が可能であった。
<元記事>https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2405829719302715?via=ihub

電池の進化というと材料に注目されがちであるが、このようなプロセス探索の研究の方が大きなブレイクスルーを起こす可能性が高いと思う。LIBTECでは既存のLIBプロセスの延長にこだわっているが、それが様々な面で不利になる可能性はあるのではないだろうか。

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16 5月 2018

【論文紹介】Electrochemical Performance of Dry Battery Electrode

ECS Meeting Abstract MA2018-01 365
・Maxwell Technologiesは、ウルトラキャパシタ電極に使用される無溶媒乾式電極プロセスをリチウムイオン電池の電極プロセスに応用。
・NMP等を用いない完全無溶媒プロセスで、環境に優しく、低コストで電極プロセスを完了できる。
・このドライプロセスで作成したリチウムイオン電池は、比類のないエネルギー密度を持ち、従来の湿式コーティング電極よりサイクル寿命を延ばせることを実証した。
・グラファイト、シリコン、金属合金、ニッケルリッチの層状遷移金属酸化物など、現在および最先端の化学物質を取り入れた、ドライロバストプロセス能力を実証した。
<元記事>http://ma.ecsdl.org/content/MA2018-01/3/365.abstract