12 7月

【論文紹介】A Rechargeable High‐Temperature Molten Salt Iron–Oxygen Battery

ChemSusChem, 2018; 11 (11): 1880 DOI: 10.1002/cssc.201800237
・高ネルギー密度の溶融塩鉄ー空気電池について。
・溶融炭酸塩と固体酸化物の二相電解質を含む低コストかつ高温動作の鉄 – 酸素二次電池についての報告。
・固体酸化物燃料電池と溶融金属空気電池のメリットを融合し、エネルギー容量を損なうことなく反応速度と出力能力を大幅に改善した。
・これにより、エネルギー密度 388.1 Wh/ L, 出力密度 21.0 kW/ Lを達成した。
<元記事>https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cssc.201800237

21 2月

【ニュース】「土にかえる」電池をNTTが開発、生物・肥料由来の材料で実現 – スマートジャパン

・日本電信電話(NTT)は2018年2月19日、土壌や生物へ悪影響を与えないレアメタルフリーの新しい電池を開発し、動作を確認したと発表した。
・名称は「土に還る電池(ツチニカエルでんち)」。
・従来の電極は、粉末状カーボンを固形化するためのフッ素系樹脂を結着剤として用いているが、NTTでは生物由来材料に前処理を施し、多孔体構造を有するカーボン化に成功。結着剤自体が無いカーボン電極を開発した。
・測定電流1.9mA/cm2において電池電圧1.1Vを記録した。さらに、数個を直列につなぎ、市販のBluetooth Low Energyの温度センサーモジュールに接続したところ、モジュールからの信号を受信して電池が動作することも確認できた。
<元記事>http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1802/20/news034.html

15 12月

【ニュース】アミテック、マグネシウム空気電池発電 非常用、トレーラーハウスで実証 日刊工業新聞 電子版

・アミテックは、マグネシウム空気電池と太陽光発電で電力をまかなうトレーラーハウスの実用化研究を、愛知県の研究施設「知の拠点あいち」(愛知県豊田市)内で始めた。
・2019年12月までに、地震などの被災地で罹災証明書発行などの行政サービスを提供できる電力環境の構築・実証を目指す。
<元記事>https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00453918

02 2月

【論文紹介】Mechanism of Oxygen Reduction in Aprotic Li–Air Batteries: The Role of Carbon Electrode Surface Structure

出典:http://pubs.acs.org/

J. Phys. Chem. C, 2017, 121 (3), pp 1569–1577, DOI: 10.1021/acs.jpcc.6b12221・
・リチウム空気電池空気極の炭素表面構造による酸素還元反応のメカニズムについての報告。
・異なるモデル炭素電極(高配向熱分解グラファイト(HOPG)、ガラス状カーボン、熱分解炭素のベイサル&エッジ面)を用いて、dimethyl sulfoxide (DMSO)系溶媒中での酸素還元反応について調べた。
・最初の電子移動ステップは、O2 + e ⇆ O2– (後にイオン結合によりLi+ + O2– ⇆ LiO2) が生じる。これは炭素への化学吸着を伴わない反応。
・第二の電子移動は Li2O2 (Li + + LiO2 + e ⇆ Li2O2)は炭素の化学吸着を伴う反応であり、炭素表面の影響を受ける。
・Li2O2の反応は、グラファイトのベイサル面でのみ観察された。
・炭素表面の欠陥の増加は、Li2CO3の生成を促進する。
<元記事>http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jpcc.6b12221

15 1月

【論文紹介】Ultrathin metal–organic framework nanosheets for electrocatalytic oxygen evolution

出典:http://www.nature.com/

Nature Energy 1, Article number: 16184 (2016) doi:10.1038/nenergy.2016.184
・超薄型有機金属骨格(MOF)による酸素発生触媒についての報告。
・極薄NiCoバイメタル有機骨格ナノシートは、グラッシーカーボン電極上に10 mA/cm2の電流密度を達成するには250 mVの過電圧が必要だが、 MOFナノシートを銅発泡体にロードすると、過電圧は189mVに減少する。
・極薄MOFシートの表面原子は配位不飽和であること、すなわち吸着のための開放点を有することが必要であることを確認。
・配位不飽和金属原子が支配的な活性中心であり、NiとCo金属との間のカップリング効果が電極触媒活性を調整するために重要であることを確認した。
<元記事>http://www.nature.com/articles/nenergy2016184

18 7月

【論文紹介】High-performance of bare and Ti-doped α-MnO2 nanoparticles in catalyzing the Oxygen Reduction Reaction

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of Power Sources, Volume 325, 1 September 2016, Pages 116–128
・空気電池用の酸素還元触媒に関する報告。
・水熱合成によりチタンドープα-MnO2 ナノ粒子を合成した
・5%のチタンをドープすることで高い触媒活性を示す。
・交換電流密度は、既報のPd45Pt5Sn50に匹敵する。

<元記事>http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378775316307224

16 7月

【ニュース】金属空気電池、開発に新たな進展

・南開大学電子情報と光学工程学院の王衛超教授、米ヒューストン大学の姚彦教授による共同研究チームはこのほど、マンガンムライト材料を触媒としマグネシウム空気電池に使用することに成功した。
・王教授は4年前に実施したディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物の処理に関する研究と実験で、一酸化窒素を二酸化窒素に変える際に、マンガンムライト材料が優れた触媒効果を生むことを発見した。この成果は2012年、サイエンス誌に掲載されている。
・その後、王教授は米ヒューストン大学の姚教授を訪ね、度重なる研究を経て、マンガンムライト材料を初めてマグネシウム空気電池のORR触媒として用いることに成功し、貴金属のプラチナ触媒の性能に近づけた。材料の安定性に関しては、貴金属を上回るということ。
<元記事>http://j.people.com.cn/n3/2016/0713/c95952-9085587.html

19 10月

【論文紹介】Distribution of discharge products inside of the lithium/oxygen battery cathode

出展:http://www.sciencedirect.com/

Journal of power Sources, Volume 299, 20,December 2015, Pages 162-169
【概要】
リチウム空気電池の空気正極側の放電生成物を詳細に調査した報告
・マクロ多孔性電極では、細孔構造中に均一に放電生成物Li2Oが堆積するのに対して、メソポーラス電極では、電極/電解液界面と電極バルク側で濃度勾配を形成する。そのため、放電生成物の殆どが電極の酸素側に堆積する。
・そして、その化学組成は炭酸リチウムや、フッ化リチウムが多い。
22 12月

【技術情報】天然膨張黒鉛シートを用いた 金属空気電池の開発

■技術開発の目的
製造コストの高騰を招来することなく、電池 の電解液減少を抑制して電解液減少に伴う 不具合を抑止できる空気電池用正極及びこ の正極を用いた空気電池を提供する
■新技術の特徴
空気電池用正極が膨張黒鉛シートから成る ことを特徴としている。
香川高等専門学校
教授 岡野 寛 東洋炭素株式会社
<元記事>http://www.jstshingi.jp/abst/p/14/1459/kosen-nt_04.pdf⇒リンク切れ

05 6月

【ニュース】電気自動車用の航続距離を大幅に伸ばすバッテリー「aluminum-air」を使用したデモ走行がカナダで実施される

イスラエルのPhinergy社はリチウムイオンバッテリーと組み合わせることで電気自動車の航続距離を1,600キロメートル伸ばすことができるというバッテリー「aluminum-air」を開発している。同社は先日アルミニウムメーカーAlcoa Canadaと共同で、aluminum-airを搭載した電気自動車のデモ走行をカナダ・モントリオールで行ったそうだ
元記事へのリンク→http://hardware.slashdot.jp/story/14/06/07/1957227/電気自動車用の航続距離を大幅に伸ばすバッテリー「aluminum-air」を使用したデモ走行がカナダで実施される