16 2月

【ニュース】住友鉱山、EVシフトで銅山投資加速 新中計発表  :日本経済新聞

・住友金属鉱山は14日、2022年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。
・生産トラブルなどにより19年3月期の業績見通しを下方修正するなか、4月末に権益取得予定のチリの銅鉱山開発を進めるなど3年間で過去最高の計4900億円を投じる。
・電気自動車(EV)やあらゆるものがネットにつながるIoTシフトによる金属需要増を受け、強気の投資に打って出る。
<元記事>https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4129775014022019X93000/

Co価格がそれほど高騰していないので、銅を使用する市場が重要になるのであろう。
「IoTシフトによる金属需要」というよりは各国のインフラ増強の方が重要な気がする。あとはモーターか。

<弊社では、電池ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

16 2月

【調査レポート】中華人民共和国産の電解二酸化マンガンに係る不当廉売関税の賦課に関する再延長調査の結果報告書を取りまとめました (METI/経済産業省)

・平成20年より不当廉売関税を賦課している中華人民共和国産の電解二酸化マンガンについて、経済産業省及び財務省は、不当廉売された貨物の輸入が継続し、国内産業に対する実質的な損害が再発するおそれがあるとする再延長調査の結果報告書を取りまとめた。
・また、2/14、関税・外国為替等審議会関税分科会特殊関税部会において、本件につき、現在の課税措置を5年間延長することが適当であるとの答申がまとまった。
<元記事>http://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190214005/20190214005.html

電池性能の進化は続くであろうが昔ほどではない。コモディティー化が進むほど、資源の調達やプロセスが重要になる。
そのような視点で業界を眺めてみるのも面白いのではないだろうか。

<弊社では、電池ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

07 2月

【ニュース】電池工場建設ラッシュにより2028年までにニッケル需要は19倍に | MINING.com

出典:http://www.mining.com/

・Benchmark Mineral IntelligenceのマネジングディレクターであるSimon Moores氏の米国エネルギー天然資源上院委員会での証言によると、現在、世界中で70のリチウムイオン電池メガファクトリーが建設中で、そのうち46は中国にあり、そのうち5つがアメリカ。
・これらのメガファクトリーが全て100%の稼働率になると仮定すると、リチウム需要は8倍、グラファイトアノードは7倍、ニッケルは19倍、そしてコバルト需要は4倍になる。
<元記事>http://www.mining.com/battery-megafactories-buildout-nickel-demand-19-fold-benchmark/

持続可能な経済目標というキーワードがここ一年よく目にする。そのような視点でこの状況が正しいのか検討する時期ではないだろうか。

<弊社では、電池ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

20 1月

【ニュース】次世代2次電池に中国も名乗り、第4の固体電解質が台頭 | 日経 xTECH(クロステック)

・次世代2次電池の開発は、最近は海外メーカーの動きが目立つ。
・全固体電池の量産に中国メーカーが名乗りを上げ、負極でSi系活物質の割合を80~100重量%に高めたと主張する例も出てきた。
・一方で、次世代正極の利用は電解液の分解という壁にぶつかっている。
・今後の大きな発展には、液体、固体を問わず次世代電解質の開発がカギを握っている。
<元記事>https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/ne/18/00036/00002/

このような電解質が鍵というような風潮はいかがなものであろうか。手段の一つではあることは間違えないが。
このようなニュースはどのような業種の方にメリットが生まれるのであろうか?

<弊社では、電池技術に関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

17 1月

【ニュース】阪和興業、青山鋼鉄系と合弁の二次電池原料メーカーがインドネシアで工場起工(鉄鋼新聞)

・阪和興業は15日、インドネシア現地合弁で二次電池(充電式電池)原材料の高純度ニッケル・コバルト化合物メーカーの「QMBニューエナジーマテリアルズ(QMB)」の新工場起工式を開催したと発表した。
・QMBは阪和興業が8%、中国最大の電池リサイクル・二次電池部材メーカー格林美(GEM)系が36%、CATLが25%をそれぞれ出資して設立。
<元記事>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00010001-tekkou-ind

GEMとCATLが中国国外でも積極的に連携していくのであろうか。そうだとしたら、日系の競合にとっては驚異ではないだろうか。

<弊社では、電池に関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

09 1月

【ニュース】住友化学 コバルトフリー正極材を事業化 全固体電池にも適用 | 化学工業日報

・住友化学はコバルトフリー3元系リチウムイオン2次電池(LiB)正極材の事業化にめどをつけた。
・従来にはない単結晶の構造にすることでアウトガスの発生を抑え、安全性と高容量化の両立を可能にする。
・前駆体である水酸化物はグループの田中化学研究所が、その後の焼成プロセスは無機技術を活かせる住友化学が担当する。
<元記事>https://www.chemicaldaily.co.jp/住友化学 コバルトフリー正極材を事業化 全固/


◯解説:
コバルトフリーの3元系とはいかなるものだろうか?一般的にはNi・Mn・Coで三元である。
今回の技術は単結晶に注目しているが、中国ではすでにhigh-Niの単結晶が商品に導入されている。これらに対抗していくのであろうか。

<弊社では、電池技術に関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

04 1月

【論文紹介】A layered-spinel lithium manganite hydrate for high-capacity and ultrafast lithium storage – ScienceDirect

出典:https://bioage.typepad.com/

Journal of Power Sources, Volume 413, Pages 441-448 doi: 10.1016/j.jpowsour.2018.12.067.
・精華大の研究者らが、高容量で高入出力特性を達成する新規な層状スピネルマンガン酸リチウム水和物を合成した。
・層中の水和水の存在により、層状スピネル相中のイオン輸送速度が向上する。
・無秩序な界面と構造は容量を増加させ、サイクル性能を向上させる。
・強い構造骨格を有するスピネル相はサイクル安定性に寄与する。
<元記事>https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0378775318314186?via=ihub


◯解説:
Mnスピネルが、自動車などに採用する際に問題になるのが溶出である。特に高温で溶解のしやすい。この研究がその問題を解決しているのであれば大きなブレイクスルーであろう。

<弊社では、電池技術・ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

21 12月

【論文紹介】Tailoring the electrochemical activity of magnesium chromium oxide towards Mg batteries through control of size and crystal structure – Nanoscale

出典:https://pubs.rsc.org/

Nanoscale, 2019, Advance Article 、DOI:10.1039/C8NR08347A
・マグネシウム電池用の高電圧正極として注目されているスピネルクロム酸化物の結晶欠陥制御による充放電特性を調べた。
・バッチ式の水熱合成で7nmの秩序だった結晶構造で制御されたMgCr2O4と、フロー水熱合成(CHFS)で結晶欠陥を多く含むMgCr2O4を合成し、電池特性を比較した。
・その結果、明らかに欠陥を多く含むMgCr2O4のほうが可逆な充放電容量が増大することを確認。
・この理由として、欠陥が多い無秩序な構造が新たなMgイオンの拡散経路を形成し、結晶構造の乱れが表面積を増大させたためと推測。
<元記事>https://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2019/NR/C8NR08347A#!divAbstract


◯解説:
イオンを単位体積あたりに貯められる数は、挿入脱離型であればクーロン引力斥力、コンバーション型であればイオン半径と共有結合の強さを比較すれば、高度な計算を使わなくてもある程度想定できる。それと材料の組成と結晶構造で決まる電位から電池の期待できるエネルギー密度は算出できる。
今、材料があるかないかは無視して、原理原則から正当にLiイオンとMgイオンを使った電池を「正当に」比較すれば、エネルギー密度(特に体積あたり)では、Mgイオン電池の価値は見出せない。出入力を加味すると、さらにその差は広がる。
ただ、イオンの性質や電解液に着目すれば、一次電池や特異的な環境で使える電池として可能性がある。

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

20 12月

【ニュース】ADEKA 次世代二次電池向けレアメタルフリー活物質のサンプル提供を開始

・株式会社ADEKAは、次世代二次電池用活物質「硫⻩変性ポリアクリロニトリル」(以下、「SPAN」)の 2020 年度の製品化を目指して、サンプル提供を開始した。
・性能面やレアメタル問題を解決する次世代電池向け活物質として、硫⻩が注目されていたが、充放電時に生成する反応中間体が電解液へ溶出し、寿命を悪化させることから、二次電池向け活物質としては広く実用化には至っていなかった。
・今回、ADEKAはポリアクリロニトリル(PAN)と硫⻩を反応させた SPANが⻑期にわたって安定した電池性能を保持することを確認した。
<元記事>https://www.adeka.co.jp/news/pdf/181217.pdf


◯解説:
硫黄を正極に用いた時の課題の一つに、電解液に溶解すること、だとされている。その問題に取り組む研究開発が多い。解決方法としては、溶解しない材料を開発することと、溶解しないもしくはしてもいい仕組みを開発することに分かれる。今回の成果は前者に対するものである。
この発表もそうであるが、評価基準が曖昧な表現が多い。「⻑期にわたって安定した電池性能を保持する」というのは比較対象があるはずである。基準が市場と関係なく自社で設定したものでないことを期待したい。

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

12 12月

【ニュース】POSCO、正負極材事業2社を統合 | 日刊産業新聞

・韓国のPOSCOは7日、POSCOケムテックが7日の理事会でPOSCO・ESMとの合併を決めたと発表した。
・POSCOグループ内で正極材と負極材事業を手掛ける両社の統合でグループのエネルギー材料事業のシナジーを高める。
・POSCOケムテックは2021年に正負極材事業で売上高1兆4000億ウォン(1402億円)以上を目指している。
<元記事>https://www.japanmetal.com/news-a2018121085521.html

<X’s EYE>
◯解説:
活物質は電池材料の中でも競争が激しくコスト競争を強いられる部材の一つである。特に正極材料はコスト全体を眺めたときに目立ち叩かれやすい。自動車市場を狙ったときに量、つまり投資も求めれらる。そのようなことを踏まえ準備開始、といったところであろうか。