13 10月 2019

【ニュース】中国のEV用LiBに使用されるNCM 811 のシェアが 13%に増加

・中国では、EV用LiBの正極活物質のハイニッケル化が急速に進んでいる。
・Adamas Intelligenceのレポートによると、2019年8月にNMC811が13%のシェアを獲得し、NMC523に次ぐ導入容量となった。
・このNMC811を最も使用しているのはCATL。
・CATLは新たな供給契約を締結し続けており、今後18〜24か月でNCM 811の市場シェアとグローバルフットプリントが大幅に拡大すると予想される。
<元記事>https://insideevs.com/news/375372/ncm-811-share-ev-cells-china-13/

現時点では、個人としては搭載された商品は買う気になれない。

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11 10月 2019

【ニュース】2019年上半期 コバルト、ニッケル用途 概況

・2019年上半期に約46.3 GWh(前年比89%増)のバッテリーが世界中のEV(BEV / PHEV / HEV)に導入された。
・xEVの売上が25%増加し、 平均容量は52%増加して19.7 kWhになった。
・Adamas Intelligenceの報告によると、2019年上半期のxEVのコバルト総使用量は7,200トンであり、1年前より81%増加。
・現在、5つのバッテリーセルメーカーがコバルト使用の75%以上を使用している。1)LG Chem:1,400トンで21%の市場シェア。2)CATL:前年比で4倍以上のコバルト使用量、市場シェアは8%から19%に増加。3)パナソニック:コバルトの導入は35%増加したが、シェアは21%から15%に減少。4)BYD。5)Samsung SDI。
・ニッケルの場合、27,350トンのニッケルがxEVで世界的に展開され(2019年上半期)、これは1年前より78%多い。 52%がアジア太平洋地域。
・ニッケルは自動車メーカー上位3社が55%以上を使用した。1)テスラ:7,000トン以上(前年比でほぼ90%増加)。2)トヨタ:5,000トン以上(主にHEV用NiMHバッテリーで11%増)。3)BYD:ほぼ2,500トン(LFPセルからNCMへの切り替えにより約300%増加)。
・電池メーカでは、上位5社が全ニッケル使用量の85%以上を占める。1)パナソニック:12,500以上(48%シェア)。2)CATL:4倍以上のニッケル展開、シェアは5%から13%に増加。3)LG Chem。4)BYD。5)AESC。
<元記事>https://insideevs.com/news/375146/cobalt-nickel-usage-xevs-h1-2019/

09 10月 2019

【論文紹介(オープンアクセス)】Inter-comparison of lattice parameters and evaluation of peak-shift obtained by Rietveld refinements

出典:https://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S2211379719306448-gr7.jpg

Results in Physics, Volume 15, December 2019, 102640
・解がばらつくリートベルト解析の格子定数のばらつきを抑制し、正確(+/–0.00006 Å)に算出可能な技術についての報告。
・リートベルト解析の解析結果は、解がばらつく。同一データでさえ、解析者や解析日によって算出値が異なる。
・以下の関連論文では、立方晶系において互いに相似の関係をもつばらつき方であることを数式で予言していたが、実験的証明には至っていなかった。
・本論文では、立方晶系以外の結晶系について実験結果の検証を行った。
・その結果、いずれの結晶系についても、様々な解析者や装置、解析条件で得られた結果のばらつき方は、お互いに相似の関係であることを実証し、波長や統計誤差、系統誤差、ピーク位置シフト等、相似の関係をもたらし得る原因について検証を行ったところ、相似関係を定量的に説明できる要素はピーク位置シフト(特に解析上現れるピーク位置シフト)のみであることを明らかにした。
・関連論文記載の追加の指標を用いることで、ばらつき問題を解決することができ、標準参照試料を用いることなく、誰でも正確(+/–0.00006 Å)に格子定数を算出すること(従来と比べて2桁以上もの劇的な向上)が可能となる。
・なお、本解析は日本の株式会社フィゾニットにて委託分析が可能である。
<元論文>https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2211379719306448?via=ihub
<関連論文>https://www.nature.com/articles/s41598-017-15766-y

文中に記載の通り、ばらつきにもサイエンスとして有効な情報が含まれている。それを理解した上で、使用するのには有効かもしれない。
分析装置は進化して、特に解析方法など誰にもわかりやすく使いやすいようにインターフェイスが工夫されている。一方で、分析の原理を理解せずに使用している人が多いのは多少問題を感じる。

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26 9月 2019

【ニュース】LG Chem NMC正極材料の供給でUmicoreと提携 – Green Car Congress

・UmicoreとLG Chemは、ポーランド、韓国、中国のUmicore工場からLG Chemのニーズに応えるため、NMC(ニッケルマンガンコバルト)カソード材料の複数年戦略的供給契約を締結。
・供給契約は2020年に発効し、複数年に渡って供給される総量125,000メトンをカバーする。
・両社はすでに、基本的な知的財産権を対象とする技術ライセンス契約を締結している。
<元記事>https://www.greencarcongress.com/2019/09/20190924-umicore.html

組成はどのような内容で締結されているのか、気になる方は多いのではないだろうか。

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12 9月 2019

【論文紹介】Cycle stability of conversion-type iron fluoride lithium battery cathode at elevated temperatures in polymer electrolyte composites | Nature Materials

出典:https://www.nature.com/

Nature Materials, 2019; DOI: 10.1038/s41563-019-0472-7
・熱安定性に乏しいと考えられてきた金属フッ化物正極が固体電解質と併用することで、熱安定性が向上する。
・金属フッ化物コンバージョン正極は低コスト正極として古くから注目をされてきたが、熱安定性に乏しく、実用化は困難であった。
・今回、金属フッ化物正極と固体高分子電解質を併用することで、高温での性能を改善できることを実証した。
・本報告では、高容量(>450mAh/g)のFeF2/高分子固体電解質ナノ複合体正極用いたセルを50度で300サイクル安定して充放電を繰り返すことを確認した。
・高温での安定性は、柔軟な高分子固体電解質はFeF2の充放電に伴う大きな体積変化を緩和し、FeF2表面に均一なカソード電解質界面層を形成することに起因する。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41563-019-0472-7

少し曲がった見方をしてしまうと、高温でないと綺麗なデータが取れないとも読み取れてしまう。
電池は用途にもよるが、充電と放電の電圧の差は、いくら電池容量が大きくても実用化を考えたときに大きな問題になる。このような材料を使用すると過電圧が大きくなる。その根本的な原理解明や解決策を考える研究の方が重要だと思う。

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06 9月 2019

【ニュース】CATL、寧波に正極材の新会社 – NNA ASIA・中国・自動車・二輪車

・車載電池大手のCATLはこのほど、リチウムイオン電池の正極材と関連資源への投資などを手掛ける新会社、寧波邦普時代新能源(仮称)を浙江省寧波市に設立すると発表した。
・正極材の安定確保を図る狙いがある。 登録資本金は36億元。
<元記事>https://www.nna.jp/news/show/1946822

24 8月 2019

【ニュース】POSCO、LiB正極材中国工場竣工 | 日刊産業新聞

・韓国のPOSCOは22日、中国の浙江省で海外初のリチウムイオン電池(LiB)用正極材工場の竣工式を開いたと発表した。
・計画を1年前倒し、年末から量産する。
・POSCOの呉圭錫・新成長部門長は竣工式で、今回の合弁はPOSCOの新成長分野で初の海外生産会社だとし、今後も合弁相手と協力し、世界的な技術優位と競争力を確保する考えを示した。
<元記事>https://www.japanmetal.com/news-h2019082390420.html

韓国中国の投資が盛んである。また、市場の成長の程度も日に日に明らかになっていく。利益率優先の欧米の化学メーカーや資源メーカーの反応が今後面白いのではないだろうか。

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23 8月 2019

【ニュース】住友鉱、EV向け電池正極材増産 月4550トン体制確立 | 日刊工業新聞 電子版

・住友金属鉱山は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などに搭載される電池正極材料を月間4550トン生産できる体制を確立した。
・2028年3月期までに同1万トンに引き上げる。
<元記事>https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00528334

22 8月 2019

【ニュース】Cosmo AM&T、2次電池用ハイニッケル系正極材の生産能力拡大へ – 自動車産業ポータル マークラインズ

・韓国のCosmo Advanced Materials & Technologyは、電気自動車 (EV) の2次電池用ハイニッケル系正極材の生産設備増設に430億ウォン (37億8,400万円) を投資する。
・投資期間は2019年8月から2020年12月まで。これにより、同社の生産能力は現状の年間3,000トンから8,000トンまで増強される見込み。
・また同社は、市場状況に応じてさらに1万5,000トン分の生産能力を追加できるよう、増設用の敷地も確保した。
<元記事>https://www.marklines.com/ja/news/229685

中国が安全性を重視した法規を考えている。このような投資が無意味にならないことを祈りたい。

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21 8月 2019

【ニュース】田中化学研究所、電池正極材中間体を増強 年産能力1万4400トン増 |日刊工業新聞 電子版

・田中化学研究所は車載用リチウムイオン電池の需要増に対応し、電池正極材用中間体の生産で追加増強を決めた。
・投資額は約80億円で、年産能力を1万4400トン増やし、2020年6月に稼働を予定する。
・すでに先行中の増設工事と合わせ、21年3月期に中間体の年産能力は約5万トンとなる。
<元記事>https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00498197

中国では、正極活物質メーカーは上流は資源獲得、下流はリサイクルまで視野にいいれた事業を展開し始めた。日本では、自社の事業を上流下流の方へ新規参入することがあまりない。新規参入で利益を上げるのは難しいかもしれないが、動くことで違った視界が開ける。収益でしか判断できなくなってる日本企業に危機を感じる。

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