19 5月 2019

【ニュース】Tesla バッテリーリサイクルへの独自のアプローチを開発

・テスラの2019年の環境影響報告書では、同社は自社の製品や事業が環境や地域社会に与える影響を明らかにしている。
・Teslaは「研究開発、製造、品質管理、サービス運用」から戻ってくるパックをサードパーティ企業と協力してそれらの電池をリサイクルしている。
・Gigafactory 1で、テスラは独自のバッテリーリサイクルシステムを開発しており、ここで、テスラはバッテリー製造スクラップと使用済みバッテリーの両方を処理する。
・このシステムでのリチウム、コバルトなどの回収率は、銅、アルミニウム、鋼鉄などの電池セルで使用されているすべての金属の回収率とともに最大。
・大規模な電池材料の回収とリサイクルに関連するコストは、新しい材料の購入と輸送よりはるかに低いので、経済的観点からも有用であるとテスラは述べている。
<元記事>https://insideevs.com/news/350107/tesla-battery-recycling/

オリジナリティーが高いかと言えば疑問も感じなくはないが、このようなことにテスラが配慮しているというのは個人的には意外であった。テスラに限らず、このような取り組みはブランドイメージを高めるのに使える。

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03 4月 2019

【論文紹介】Deep eutectic solvents for cathode recycling of Li-ion batteries | Nature Energy

出典:https://www.nature.com/

Nature Energy doi: 10.1038/s41560-019-0368-4
・ライス大の研究チームは、深共晶溶媒(DES:Deep Eutectic Solvent)を使用して、使用済みリチウムイオン電池から希少元素を抽出する方法を開発した。
・深共晶溶媒とは、「水素結合ドナー性の化合物」と「水素結合アクセプター性の化合物」をある一定の割合で混ぜることでつくる『室温で液体』になる化合物。
・市販の塩化コリンとエチレングリコールでできているこの溶媒に浸漬して加熱することで、粉末化合物から90%以上のコバルトを抽出できることを確認した。
・コバルトおよびリチウムイオンは深共晶溶媒に溶解するため、濾過することでアルミニウム集電体、バインダー、導電性カーボンを別々に回収することができる。
・その後、コバルト化合物は沈殿または電着によって回収することができる。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41560-019-0368-4

アカデミック領域にはこのような研究を期待する企業は少なくはないのではないだろうか。
日本の学術界の研究テーマは、資金獲得の仕組みの影響もあり、年々多様性が失われている気がする。

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31 3月 2019

【ニュース】Fortumがリチウムイオン電池のリサイクル率を80%以上に向上 – Green Car Congress

・北欧のクリーンエネルギー企業のFortumはEV用電池の80%以上をリサイクルできる技術を開発。
・Fortumは、低CO2湿式冶金リサイクルプロセスで80%以上のリサイクル率を達成した(現在の電池のリサイクル率は約50%)。
・ニッケル、特にコバルトが最も価値があり回収が最も困難であったが、フィンランドの成長企業Crisolteq Oyによって開発された化学的沈殿法を含む独自の回収方法を使用し、これらを電池メーカが再利用可能にする。
・ リサイクル材料を使用することで、バッテリー生産時のCO2排出量も最大90%削減される。
<元記事>https://www.greencarcongress.com/2019/03/20190327-fortumrecycle.html

先日も触れたが現状のリサイクルは市場から戻ってきたものでなく、工場で不良判定された、まだ「汚れていない」電池のリサイクルである。なかなか、将来のことに費用を割くのは難しいかと思うが、「汚れている」ことを前提とした技術にも注目してほしい。

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29 3月 2019

【ニュース】住友鉱山、EV用電池からコバルト再利用 新技術確立  :日本経済新聞

・住友金属鉱山は、電気自動車(EV)に搭載される使用済みのリチウムイオン電池から主要素材の希少金属(レアメタル)のコバルトを回収し、電池材料として再利用する新技術を開発した。
・早ければ2021年に実用化する。
<元記事>https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42982950X20C19A3TJ3000/

市場に出て帰ってきた電池はほぼない状態だと思うが、確立というのはどのようなレベルなのであろうか?
現状のリサクルは電池工場で廃棄された材料から行われていることが多い。

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20 3月 2019

【ニュース】丸紅、EVの超急速充電=使用済み蓄電池を再利用:時事ドットコム

・丸紅は18日、電気自動車(EV)用の超急速充電装置を開発、福島県浪江町に設置したと発表した。
・EVから取り外した古い蓄電池を再利用。大量の電流を流すことで、日産自動車の最新EV「リーフe+」では通常の急速充電に比べて所要時間を半分に短縮できる。
<元記事>https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031801021&g=eco

システムの詳細がわからないが、ステーションに備える電池の容量は相当大きくしないと使用済み電池で急速充電装置はかなり危険な感じがする。
また、1台充電したあと何時間待てば次の車は充電できるのであろうか興味がある。FCVの経験を生かしてほしい。

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04 3月 2019

【ニュース】フォルクスワーゲン Salzgitterにリチウムイオン電池リサイクルのためのパイロットプラント建設 – Green Car Congress

出典:https://bioage.typepad.com/

・フォルクスワーゲンは、ドイツのブラウンシュヴァイクの南西にあるザルツギッター工場に、リチウムイオン電池のリサイクルのためのパイロットプラントを建設している。
・2020年にはここでバッテリーをリサイクルすることができ、最初は3,000台の自動車用バッテリーに相当する年間1,200トンのリサイクルを行える。
・バッテリーが自動車用途として寿命を迎えた際に、分析して、リユースとリサイクルに分別する。
・リユース可能なものは別用途で再利用され、リサイクルが必要なものはこの工場で材料ごとに分別する。
・現状では53%のリサイクル率であるが、将来的には97%リサイクルできるようにする。
<元記事>https://www.greencarcongress.com/2019/03/20190302-saltzgitter.html

リサイクルは自動車メーカーにとって難しい判断材料である。実際に稼働するまでに時間がかかるために数量が正確に把握できない。また、リサクル率は高められるがコストがかかり、それを誰が負担するか。
時間軸で積分して電動車の価値を見直す時期ではないだろうか。自動車メーカーが電動車を作らないのは保身ではない。

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21 2月 2019

【ニュース】アルゴンヌ国立研究所内にリチウムイオン電池リサイクル研究開発センター解説 – Environmental Leader

・米国エネルギー省(DOE)によって、アルゴンヌ国立研究所内にリチウムイオン電池リサイクル研究開発センター(ReCellセンター)が開設された。
・DOEによると、ReCellセンターは、米国が世界規模で競争力のあるリサイクル産業を成長させ、海外からの電池材料への依存を減らすことを目的とする。
・BBCリサーチは、米国だけで、リサイクルされたリチウムイオン電池の市場は、2023年に22億ドルに達すると予測している。
<元記事>https://www.environmentalleader.com/2019/02/179402/

リサイクル技術の革新は持続可能な経済活動のために必要である。市場が拡大した後、廃棄される数年後に技術が必要になる。そのような市場に企業が投資するのは難しい側面がある。それを行政がこのような形でバックアップするのは有効である。きっと近々どこかの国も真似るであろう。

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09 2月 2019

【ニュース】American Manganeseリチウムイオン電池材料リサイクルパイロットプラントの試験を開始- Green Car Congress

・カナダに本拠を置くAmerican Manganese Inc.(AMY)は、その処理パートナーであるKemetco Researchがパイロットリサイクルプラントによってリチウムイオン廃正極のリサイクル処理を開始したと発表。
・AMYは、コバルト、リチウム、ニッケル、マンガン、アルミニウムなどのリチウムイオン電池から金属を回収するための特許取得済みのプロセスを持つ会社。
・AMYはそれらの技術によって正極金属の100%を抽出でき、正極金属酸化物および炭酸リチウムは、電池グレードの純度で回収され、新しい電池正極を再製造するために直接使用することができる。
<元記事>https://www.greencarcongress.com/2019/02/20190208-amy.html

持続可能なビジネスを実行するためには重要産業である。リサイクル時のエネルギー消費を小さくして、環境負荷の高い化学物質を使わないような技術の探索が、今後注目されることに期待したい。

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29 1月 2019

【ニュース】今から加速、“EV大量廃車時代”を見据えるある業界の備え(ニュースイッチ)

・非鉄金属大手各社が電気自動車(EV)などで使用済みとなったリチウムイオン二次電池(LIB)から有用金属を回収し、再資源化する取り組みを加速している。
・JX金属や三菱マテリアルは、2019年度に再資源化の実証事業の規模や内容を拡大する。
・住友金属鉱山はすでに事業化している銅やニッケルの回収に続き、コバルトの試験回収に乗り出す。
・将来の「EV大量廃車時代」を見据え、LIB再資源化の備えを怠りなく進める。
<元記事>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190127-00010005-newswitch-ind

持続可能な電動車ビジネスを継続するためには、資源の再利用は必要不可欠である。そのために技術開発に投資しやすい環境を行政主導で作っていくべきだと思う。
一方で、「EV大量廃車時代」が本当に来るとしたら、その世の中が正しい選択をしたのか疑問である。

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10 1月 2019

【ニュース】VWが移動可能なEV充電ステーション、使用済み電池を再利用 | 日経 xTECH(クロステック)

・ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2018年12月27日、移動可能な充電ステーションを開発したと発表した。
・この「モバイル充電ステーション」の蓄電容量は360kWhで、最大15台の電気自動車や電動バイクを充電できる。
・設置や移動が簡単なため、電源のない駐車場や大規模なイベント会場など任意の場所で、すぐに設置して利用できる。
・内蔵蓄電池は、同社のEV用プラットフォーム「MEB」で使う電池と同じ仕様。つまり、EVで使い終わった電池を再利用できる。
<元記事>https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/03776/

ドイツでは、すでにスマホの移動型充電ステーションが街中に存在する。モビリティー向けにも登場するのであろうか?
使用後の電池を使うのは、寿命やリユースコストを考えると必ずしも安くはない。ただ取り替えればいいと考えてるとしたら苦労するであろう。

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