20 4月 2019

【コラム】トヨタ「電動化技術に関する特許実施権の無償提供」の真相 – GENROQ Web

・4月3日にトヨタ自動車が「ハイブリッド関連の特許を無償で提供する」と発表したのはまさに驚きだったが、それ以上に驚いたのは、今回の発表後にマスメディアの間で氾濫した“誤認識”や“誤報道”の数々だった。
・今回の一連の報道で驚いた理由は主にふたつ。ひとつは、トヨタがEV技術で後れをとっているという指摘が多かったこと。もうひとつは、今後の自動車界はエンジン車→ハイブリッド車(HV)→プラグイン・ハイブリッド車(PHV)→電気自動車(EV)/燃料電池車(FCV)と一本道で技術が進化していくと捉えている点にあった。
・トヨタにとって既存の製品と遜色のないEVを造るのはさして難しくない。にもかかわらずトヨタがまだEVを大々的に発売していないのは、ユーザーが本当の意味で選びたくなるEVを製品化できる土壌が整っていないと彼らが考えているからだろう・・・
<元記事>https://genroq.jp/2019/04/21232/

この手のニュースで電池に問題を置き換えることも誤認識を招く一因ではないだろうか。視野を広くして選択肢を増やしていくべきである。
また、「100年に一度・・・」という話題が電動車が起点であることに疑問を感じる。規模の大きな新規のバリューチェンが生まれるのであればその可能性もあるであろう。既存のパイをサプライチェーン同士が奪い合っている現状では論点がずれているように思う。

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17 4月 2019

【ニュース】トヨタ、中国の奇点汽車に電気自動車技術を販売 – ロイター

・トヨタ自動車は、中国の電気自動車(EV)スタートアップ企業である奇点汽車(Singulato)にEV技術を販売することで合意した。トヨタにとって中国EVスタートアップとの合意は初めて。
・奇点汽車は、トヨタ「eQ」の設計利用ライセンスを取得する。今回の合意は16日に上海自動車ショーで発表される予定で、奇点汽車はeQをベースとしたコンセプトカーを発表する。
<元記事>https://jp.reuters.com/article/autoshow-shanghai-toyota-singulato-idJPKCN1RR0Y2

これを他社を使ったブランド戦略として考えると面白い。現時点で中古車価格がつきにくいEVは、見方によっては会社のブランドを低下しかねない。「トヨタ」というブランドを用いずに販売することでEV以外の商品の価値を下げずにすむ。NEVなどにも対応できるし、長期的な技術開発の土台も作れる。このような企業戦略は脱帽である。

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13 4月 2019

【コラム】HV特許を無償提供するトヨタの真意 そして電動化への誤解(THE PAGE)

・ハイブリッド車の電動化技術に関する特許をトヨタ自動車がオープンにする方針を発表した。トヨタの真意はどこにあるのか。
・EVに絞り込んで来たメーカーはいま深刻な事態に直面している。CAFEをクリアできる目処が立たないのだ。
・長年、それぞれの信じる道で競い続けてきた各社が、厳しい規制が目前に迫った結果、ハイブリッドが現実的な最適解であることを認めざるを得なくなり、トヨタの技術をみんなが欲しがりはじめた。
・トヨタだけが規制をクリアしても地球は救われない。それは人類の問題でもあり、自動車産業全体の問題でもある。だから、トヨタはHV、EV、FCVの全てについて、前広に技術を公開しようと言っている。
・トヨタは慈善事業としてやるつもりはない。HVの“システムサプライヤー”としてトヨタは中期的売上を1000億円規模に育てていきたいと考えている。
<元記事>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00010004-wordleaf-bus_all

指摘の通りであろう。多くのニュースは局所だけを取り上げで騒いでいることが多い。
長期的な視野で戦略を練るのであれば、グローバルにみて市場全体が最大の利益が取れるストーリーを考えるべきである。
今の世の中で騒がれている電動車を推した市場が、多くの企業の利益になるのであろうか?

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10 4月 2019

【ニュース】電動車普及へ協議会 トヨタ、東電など38社参加(毎日新聞)

・経済産業省は8日、電気自動車(EV)など電動車の普及に向けた新組織「電動車活用社会推進協議会」を今夏までに設立すると発表した。
・トヨタ自動車や東京電力ホールディングス(HD)など大手企業と、東京都などの自治体が参加。
・車載電池のリサイクル拡大などを通じて電動車の価格低下を促し、「2050年までに日本車1台当たり温室効果ガス8割削減」との政府目標の達成を目指す。
<元記事>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000068-mai-bus_all

日本における総温室効果ガスを減らすことが目的なのに、車一台に目標を落とし込むことが正しいのであろうか?
また、エネルギー政策や経済の活性化などの視点がおろそかになることは避けてもらいたい。

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09 4月 2019

【ニュース】電動化特許の無償提供に踏み切ったトヨタ、「攻め」と「守り」の潮目

・ハイブリッド車(HV)を中心とした電動化技術の特許を同日から無償提供することを決めたトヨタ自動車。モーターやパワーコントロールユニット(PCU)といった中核技術の特許を含め、約2万3740件が対象となる。
・トヨタは今回、自社だけで醸成してきたHV技術を外部に提供することになる。
・寺師副社長は「(HV技術の)囲い込みを反省した」と振り返る。
・「(トヨタは)次世代の技術開発をしている。当社の技術進歩がある限り競争力はなくならない」と指摘。
・無償提供でHVのデファクトスタンダード(事実上の標準)を形成しながら、次世代HVで主導権をさらに盤石にする思惑が透ける。
<元記事>https://newswitch.jp/p/17177

最近、トヨタらしからぬ発表がちらほらある。その代表が、EVの販売台数の発表である。これは株主へのコミットメントにもなり得る。(全固体も?)
昔からICE・電動車のあり方を考えてきたトヨタだからこそ、外部の浅い考えに引きずられることなくEVの販売台数を数字ではなく濁した表現でいい続けて欲しかった。

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04 4月 2019

【ニュース】トヨタ、なぜHV特許を無償開放? 3つのポイント  :日本経済新聞

・トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)を中心に電動車の2万件の特許を無償開放することを決めた。
・特許の無償開放で多くの自動車メーカーがHVに参入すれば、基幹部品である電池やモーターなどの生産数量が増えてコスト低減が進み、普及が加速する。
・HVの市場が拡大すれば、先行して手がけてきたトヨタ、そしてグループの部品メーカーの販売も拡大する・・・
<元記事>https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43268630T00C19A4I00000/

主要な特許は期限切れが近づいており妥当な判断ではないだろうか。欧州・中国はフルHEVの資産をほとんど所有していないため、現時点のコストとCO2排出の観点で中途半端なマイルドHEVとPHEVに力を入れざるを得ない。そのため、建設的でない電動化戦略を打ち出してくる。このトヨタの選択によって、自動車業界の建設的な成長につながることを期待したい。
今後は、トヨタ同様にHEVの多くの知的財産を所有するホンダの行動に注目ではないだろうか。開発の考え方がトヨタと大きく異なる彼らにとっては容易でないだろうが。

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30 3月 2019

【コラム】トヨタとパナソニックがEV電池を製造 – NPO法人 国際環境経済研究所

・現在、中国メーカーがEV用電池シェアの60%を占めており、中国CATL、BYDなどは生産能力の大幅な拡張を計画している。
・また、韓国のサムスンSDI、LG化学なども能力拡張を急いでいる。
・こうした中韓企業との競合を勝ち抜くには、パナソニックとトヨタのノウハウを持ち寄ることが必要との判断だろう。
・製品はパナソニックのルートで他の自動車メーカーにも販売されると報道されている。
・テスラ社との共同事業で力を付けたパナソニックとトヨタの協業は、成果を生む可能性が高いと思われる。
・かつて蓄電池で世界一のシェアを持っていた日本企業が、世界市場で中韓企業を相手にシェアを奪うことも期待できそうだ。
<元記事>http://ieei.or.jp/2019/03/yamamoto-blog190325/

論点が違うような気がする。この連携をシャアに結びつける考察が正しいのであろうか?
例えば、トヨタは仕様な不明確な電池ではなく、自分たちの意思の入った電池を購入できることになる。電池単価だけを見ればCATLに比べ高いものを買うことになるなるが、開発費を下げることができる。また、車両性能も意図したものを作りやすくなる。電池単価だけに目を向けている自動車メーカーは痛い目を見るのではないだろうか。

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27 3月 2019

【ニュース】トヨタ、リチウムイオン電池の寿命を正確に予測することに成功…AIを活用

・TRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)は3月25日、AI(人工知能)を活用して、EVなどの電動パワートレイン車のリチウムイオンバッテリーの寿命を正確に予測することに成功した、と発表した。
・この研究プロジェクトのテーマのひとつは、10分でバッテリーを充電する最適な方法を見つけること。
・研究チームはこの予測手法を利用しながら、10分でバッテリーを充電できるシステムを開発する。
・10分でバッテリーを充電できれば、EVが大量に普及する可能性がある。
<元記事>https://response.jp/article/2019/03/26/320564.html

寿命予測によって10分で充電できること実現できるのであろうか?AIとは関係ない気がする。
寿命予測はAIによって十分に対応可能であるし、最適な活用方法であろう。充電時間を短くすることはハード側の役割が大きい。AIによって電池に負荷をかけない使い方を提案する仕組みを開発するのであれば現実的であるが。

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17 3月 2019

【インタビュー】EVかFCVかじゃない、2050年のトヨタ 寺師副社長インタビュー(4)(THE PAGE)

・電気自動車(EV)対応が遅れていると揶揄されることの多い同社だが、世界的な潮流である電動化という次世代戦略を、トヨタの技術トップはどう考えているのか。モータージャーナリストの池田直渡氏がトヨタ副社長の寺師茂樹氏に聞いた。
・FCVはどのように発展していくのだろうか?
⇒EVが先行してどんどん普及してくれて、あとからFCVが追っ掛ける構造になると思う。FCVのスタックとタンクをコンパクトにできれば、EVの電池搭載量を減らしてそこに載るはず。すると、EVをFCVに変えることができる。コンバージョン(後改造)ということではなくて、車種のバリエーションとしてFCVをつくれる。
⇒EVなのかFCVなのかっていう対立軸で分けて考えるとどっちに優劣があるのみたいになが、基本はバッテリーで貯めておくのか、それを水素で貯めておくのか。だから出口のところの使い方に合わせて様々な貯蔵の仕方があってよいのでは。
<元記事>https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190316-00010000-wordleafv-bus_all

もっと踏み込めば、「EVかICEかじゃない」ではないだろうか。メーカーの役目はお客様の生活を豊かにすることが役目であり、環境やシチュエーションを想定して、商品ライナップを揃えているだけである。全く違う性質の商品に対して、無理やり優劣をつけたがる世の中の動向はいかがかと思う。

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02 3月 2019

【コラム】EVを巡る覇権争いに異変? 全固体電池で日本の自動車大手らが結集 | NewsInsight

・全固体リチウムイオン電池(全固体LIB)でトヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、パナソニックが手を組んだ。
・全固体LIBの課題はたくさんある。そこで産官学が集まり、オールジャパンの英知で基礎部分の課題解決に乗り出したというのが、今回のプロジェクト。
・現行のリチウムイオンバッテリーメーカーOBの言葉として、「ポストリチウムイオンはリチウムイオンだ。現状のリチウムイオンを舐め尽くすべき」との声もある。
・今回のプロジェクトで懸念されるのは、研究・開発そのもの以上に、2030年における社会や交通の在り方に対するグランドデザインがまったく語られず、現行のEVやリチウムイオンバッテリーに比べ、全固体LIBの性能がいかに高いかという点に終始したこと・・・
<元記事>https://biz.news.mynavi.jp/articles/-/1800

LIBTEC2はあくまで研究プロジェクトである。イノベーションを起こすべく日本企業が結束している。そのイノベーションが起こるかどうかは未知である。そのようなものに経営判断を委ねるようなことは愚の骨頂であろう。ただ、イノベーションを起こすような努力をし続けないと競争力を失う。全固体電池はそのような位置付けで考えるアイテムであろう。
自動車業界で広く採用されるためにはコモディティー化される必要がある。そろそろ、市場の原理を見直して、各社取り組む研究テーマを考え直した方がいいのではないだろうか。

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