05 9月 2018

【ニュース】共同発表:より薄く高強度なポリプロピレン系多孔質フィルムを開発~電池や分離膜等で省エネ・省資源に貢献~

・三菱ケミカル, JST, 内閣府政策統括室のセパレータに関する共同プレスリリース。
・ポリプロピレン(PP)系多孔質フィルムの空孔径、空孔率、空孔分布などの構造因子を材料設計とプロセス設計に落し込み、空孔構造を精密に制御することにより、リチウムイオンの透過性を維持しながら、フィルム厚みを5マイクロメートルまで薄膜化し、突刺し強度を単位厚み換算で2~3倍まで高め、従来技術では成し得なかった薄膜化と高強度化の両立に成功。
<元記事>https://www.jst.go.jp/pr/announce/20180904-2/

<X’s EYE(X氏コメント)>
技術:
EV向けの構造をセパレータ厚が20μ m、正負極集電体セパレーターの厚さが130μm程度とすると、セパレータが5μmになったとして13%程度エネルギー密度が上がる。20%は言い過ぎかもしれないが10%以上向上する。
セパレーター層が薄くなることでLiデンドライド発生時のリスクも高まるため、その検証は必要であろう。
本研究で注目すべきは、空孔と特性の相関を分析し理解している点である。このような原理原則を把握することで機能を向上するだけでなく開発工数削減いもつながる可能性がある。