12 9月 2019

【ニュース】欧州、環境意識からEVシェア伸びる | 企業情報FISCO

・欧州自動車工業会(ACEA)によれば、西欧17カ国の2019年1~6月のEV販売台数は前年同期から9割増え、シェアは1ポイント上がって2%になったとのこと。
・新車販売全体が前年割れする中で好調さが目立っている。
<元記事>https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/ThemeDetailWeb?thmId=0010320020190911001&token=

一般消費者が購入した車の稼働時間は1割とも言われている。本当にCO2排出量を目的にするのであれば、公共交通機関の充実やシェアリングを進めて車の製造量を減らして、今市場にある車を修理して使い続ける方が電動化にするよりもCO2削減に有効である。原材料生成から製造、リサイクルで発生するCO2は意外に多い。
EVを買うことが本質的に環境にいいのだろうか。そして、場合によっては不便さも受け入れないといけない。環境に紐つけるのをそろそろやめるべきではないだろうか。

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12 9月 2019

【調査レポート】 車載用 LiB リサイクルは日本企業にとってビジネスチャンスになるか〜みずほ産業調査/62 2019 No.2〜

・みずほ銀行による、車載用LiBのリサイクルビジネスの成功の可否についてのレポート。
・レアメタルリサイクル市場は一定の経済性を持ち、今後市場が拡大する可能性は十分ある。
・リサイクルコストの低減が、レアメタルリサイクル市場の成長性を左 右しうる要素である。
・レアメタル回収業者と中間処理業者が、車載用 LiB からのレアメタル リサイクルをビジネスチャンスとしていくためには、
1 企業間連携によるリサイクルコストの低減、
2官民連携による車載用 LiB リサイクルの早 期事業化、
3市場規模の大きい中国での事業展開の検討、
が重要。
・リサイクルコスト低減のためには、
1 拠点当りの処理量を増加させていくような取り組みが必要。
2レアメタルリサイクルフローは各社共にリサイクル手法を研究・開発中であり、支出が先行する状態にある。早期事業化のための政策面からのサポートや 仕組み作りが求めらる。
3中国での事業展開を検討するに当っては、中国で 廃 LiB 集荷からレアメタル回収、更には LiB 正極材料への再生まで行うという、まさに Umicore が欧州で取り組んでいるような地産地消のビジネスモデルが求められる。
<元記事>https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1062_08.pdf

定量的な話を加えないと現実が見えてこない。現時点で経済の循環に適合しているリサイクルのシステムは、Ptのように単価の高いレアメタルを含むか、鉛電池や鉄のように再加工が容易であるもののいずれかである。LIBは両者とも適合するとは言い切れない。量が出ることでコスト的不利は軽減はされるが、根本的な解決ではない。

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12 9月 2019

【論文紹介】Cycle stability of conversion-type iron fluoride lithium battery cathode at elevated temperatures in polymer electrolyte composites | Nature Materials

出典:https://www.nature.com/

Nature Materials, 2019; DOI: 10.1038/s41563-019-0472-7
・熱安定性に乏しいと考えられてきた金属フッ化物正極が固体電解質と併用することで、熱安定性が向上する。
・金属フッ化物コンバージョン正極は低コスト正極として古くから注目をされてきたが、熱安定性に乏しく、実用化は困難であった。
・今回、金属フッ化物正極と固体高分子電解質を併用することで、高温での性能を改善できることを実証した。
・本報告では、高容量(>450mAh/g)のFeF2/高分子固体電解質ナノ複合体正極用いたセルを50度で300サイクル安定して充放電を繰り返すことを確認した。
・高温での安定性は、柔軟な高分子固体電解質はFeF2の充放電に伴う大きな体積変化を緩和し、FeF2表面に均一なカソード電解質界面層を形成することに起因する。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41563-019-0472-7

少し曲がった見方をしてしまうと、高温でないと綺麗なデータが取れないとも読み取れてしまう。
電池は用途にもよるが、充電と放電の電圧の差は、いくら電池容量が大きくても実用化を考えたときに大きな問題になる。このような材料を使用すると過電圧が大きくなる。その根本的な原理解明や解決策を考える研究の方が重要だと思う。

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