14 4月 2019

【調査レポート】平成29年度鉱物資源開発の推進のための探査等事業〜株式会社三菱総合研究所〜

・本調査では、自動車・電池産業といった我が国の主要産業にとって重要度が高く、供給リスクが高い鉱物資源について、世界及び日本の需給動向、我が国への供給構造といった現状について把握した。
・その上で、日本企業への安定供給にかかる課題を分析し、リスクシナリオを特定し、最終的には、当該鉱物資源の安定 的な確保策を検討・提言し、我が国の資源確保戦略の策定に資することで、エネルギー使用合理化の推進 に必要不可欠な鉱物資源の安定供給確保を図ることを目的とした・・・
・各種電池材料のサプライチェーン、LiBやその材料需要の見通し、LiB材料のコスト構造等各種データ掲載。
<全文>https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H29FY/000278.pdf

資源では、電池関連より排ガス触媒に注目するのが面白いのではないだろうか。
エミッションの規制に合わせて触媒材料も微妙に変わる。

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

31 3月 2019

【技術情報】リチウム生産技術概略|JOGMEC金属資源情報

・独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構がまとめた報告書。
・リチウムは世界埋蔵量84.6百万tLCE(炭酸リチウム換算:Li純分ベースで16百万t)で、ニッケルの74百万t、鉛の88百万tと比べるとそれほど「希少」ではない。ただし生産規模では約200千tLCE/yとベースメタルに比べ、1~2桁小さい。
・生産量は原料(かん水・鉱石)ベースで2017年に約22万tLCE、そのうち豪州・チリで約7割を占める。
・多くが中国に輸出され、化合物へ精製されており、化合物ベースで見た中国の生産シェアは50%程度とみられる。
・2017年に全リチウム需要のうち40~50%程度が2次電池向け。
・その他、生産方法について詳しく説明されている。
<元記事>http://mric.jogmec.go.jp/reports/mr/20190329/112230/

過去にも資源が注目され市場を賑やかしたことがあるが、指摘の通り過去最も「希少」ではない。リンも希少ではないが、農業用などので確実な需要がある。
このようなもの投資はあまり魅力を感じない。一方で、今、意外と単価が安いのはプラチナである。

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

11 3月 2019

【調査報告】IPリポート Vol.8【EV】正林国際特許商標事務所 

出典:正林国際特許商標事務所

・EV関連技術の特許出願の傾向をまとめたレポート。
・EVに関係する特許出願は12年をピークに減少に転じており、技術革新が巡航速度になったことを示している。
・技術分野別に見ても、現在でも高水準の出願が続くのは、車両やハイブリッド車両など最終製品に関するもので、バッテリーや電力供給といったパーツのコア特許は減少に転じている。EVの基本的な技術開発は峠を越えたといえる。
・EV関連で累積特許出願件数が多いのはトヨタ。過去からの蓄積もあり、世界的に見てもEVにおける技術優位は当面動かないであろう。
・一方、最近ではホンダやフォードのキャッチアップが目覚しく、今後の成長が期待できる。
・韓国の現代自動車グループの出願は14年に急増してトヨタを上回ったが、その後減少に向かっている。日産は12年をピークに減少に転じている。
<元記事>https://www.quick.co.jp/5/article/16493

パワートレインという領域ではこの記事の指摘している通りであるが、今後はソフトなど他の領域と融合した特許に着目していくべきではないだろうか。

<弊社では、電動車ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

25 2月 2019

【調査レポート】電動車両用電池・充電に関する国際標準化の動向〜JARI Reserch Journal 20190202〜

・日本自動車研究所(JARI)が開発・審議を担当するEV駆動用電池及び受電システムに関するIECにおける国際標準化の動向についてまとめられた記事。
<元記事>http://www.jari.or.jp/Portals/0/resource/JRJ_q/JRJ20190202_q.pdf

自動車では安全を担保する部品やルールに関われると大きな市場を獲得できる。シートベルトやエアバックがその代表例である。電動車に関してもそのような部品が現れるであろうか。制御方法かもしれない。

<弊社では、電動車ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

16 2月 2019

【調査レポート】中華人民共和国産の電解二酸化マンガンに係る不当廉売関税の賦課に関する再延長調査の結果報告書を取りまとめました (METI/経済産業省)

・平成20年より不当廉売関税を賦課している中華人民共和国産の電解二酸化マンガンについて、経済産業省及び財務省は、不当廉売された貨物の輸入が継続し、国内産業に対する実質的な損害が再発するおそれがあるとする再延長調査の結果報告書を取りまとめた。
・また、2/14、関税・外国為替等審議会関税分科会特殊関税部会において、本件につき、現在の課税措置を5年間延長することが適当であるとの答申がまとまった。
<元記事>http://www.meti.go.jp/press/2018/02/20190214005/20190214005.html

電池性能の進化は続くであろうが昔ほどではない。コモディティー化が進むほど、資源の調達やプロセスが重要になる。
そのような視点で業界を眺めてみるのも面白いのではないだろうか。

<弊社では、電池ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

11 2月 2019

【調査レポート】Tesla Model 3 2170、Bolt, Model S P100D電池のエネルギー密度の比較

・テスラモデル3のパナソニック2170セルの単セルのエネルギー密度(体積、重量)を独自に計算し、Bolt, Tesla model XP100Dと比較している。
<モデル3>
・パックとして76kWhで4416セル。単セル重量は70gであったため、重量エネルギー密度は246Wh/kg。
・容積は0.0242Lなので、体積エネルギー密度は711Wh/L。
<Bolt>
・パックとして57kWhで288セル。1セル重量835gの値から計算すると、重量エネ密は237Wh/kg。
・単セルの体積は0.446Lなので、体積エネ密は444Wh/L。
<モデルS P100D>
・パックエネルギーは98.4kWh、セル数8256個、1セルの重量は45gで、重量エネ密250Wh/kg。
・単セルの体積は0.0165Lなので、体積エネ密は721Wh/L。

すなわち、モデル3とモデルSの電池のエネルギー密度はほぼ同じで、Boltに対しては上回っている。
<元記事>https://insideevs.com/tesla-model-3-2170-energy-density-compared-bolt-p100d/

中国では、重量エネルギー密度の高い電池を採用する方向にある。この情報を参考にすると円筒が優位ということになる。一方で、消費者の得るメリットが円筒の方が多いのかは疑問である。

<弊社では、電動車技術に関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

10 2月 2019

【レポート】米国における電化を巡る議論から学ぶべきことは何か?〜電力中央研究所 社会経済研究所〜

・米国では2年程前より、国立研究所から環境NGOまでの様々な立場から、電化をテーマとする報告書が相次いで公開されている。その背景を紐解いた上で、わが国への示唆を述べる・・・
・米国での電化の背景は、CO2削減や再生可能エネ導入が後押ししている。
・電化を進める上で克服すべき課題は、 現状で安価なシェールガスを享受していることも。政策として推す以上、社会的な費用便益の見極めも必要。
・翻ってわが国では「長期低炭素ビジョン」の柱として電化を掲げながらも、その推進に向けた動きは本格化していない・・・
<元記事>https://criepi.denken.or.jp/jp/serc/denki/pdf/20190206.pdf

「長期低炭素ビジョン」も海外の政策の焼き直しのように感じる。昔から日本の政策は、全ての領域でそのようなものが多い。日本が率先して推進することはないであろう。
エネルギー問題においては、似たような事情と環境を持っている国がない。個別の事象を取り上げるのではなく、俯瞰した指揮を政府には期待したい。

<弊社では、エネルギービジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

26 1月 2019

【レポート】「米国中西部スタートアップ」インタビュー(1)シカゴ発のナノグラフ・コーポレーションが日本へ展開 | 地域・分析レポート – 海外ビジネス情報 – ジェトロ

・米国のイノベーション発信地としては、シリコンバレーやニューヨークなどが注目されがちであるが、中西部のシカゴにも注目すべきイノベーション企業は多い。
・その中で近年注目を集める、リチウムイオン二次電池向けの負極材料添加剤Siアノード材料を製造するスタートアップ企業ナノグラフ・コーポレーション(NanoGraf Corporation、以下ナノグラフ、注)は、2018年12月に日本での製造を発表した。
・ナノグラフは2018年11月に、前身となるサイノード・システムの現物出資と、負極材料添加剤の研究開発を進めてきたJNC(本社・東京)からの250万ドルの出資を含む、総額450万ドルの出資を受けて設立した、ジョイントベンチャー。
・ナノグラフは今後、千葉県市原市にあるJNCの製造所で、既存設備を利用して製品の製造をはじめ、2019年夏からの出荷を予定している。
<元記事>https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/bc51dac586526ce0.html

現在、Si系の材料はグラファイトと混合して使われている。Si系の材料単独もしくは比率をあげて使用するには課題が多い。ただ、激しく使用するモビリティー向けではなく、マイルドな使用用途であれば普及する可能性もあるかもしれない。

<弊社では、電池技術に関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

26 1月 2019

【レポート】家庭用蓄電池の経済性検証と 日本におけるサービスの可能性〜野村総合研究所〜

・家庭において定置用蓄電池システム(以下、 蓄電池)を活用したサービスの可能性について調査。
・太陽光で発電した電力を家庭用蓄電池システムを用いて、自家消費最大化/ピークシフト/ピークカット/調整力運用の4つの用途モデルに分類、または複合して蓄電池の経済性成立価格を検証。
・今後サービサーは、
1)従来では主流であった蓄電池売り切りモデルから、アフターサービスなどの継続的なサポートを充実させたサービスの設計ができ るかどうか、
2)蓄電池用途の拡張や他の機器との連携、および複数メーカーの蓄電池の採用可能性を踏 まえたソフトウエア、ハードウエアの設計ができる かどうか、
の 2 点を検討することが肝要である。
<元記事>https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/knowledge/publication/region/2019/01/3_vol186.pdf?la=ja-JP&hash=FBC33A3AFEB2015D1647993C238229B942B996A6

自動車の場合も似たような問題があるが、電池の所有者を誰にするかによってビジネスのやり方が大きく異なる。個人的には個人で所有しないほうがやりやすことが多いと感じている。一方で、企業側がマネタイズする仕組み作りがまだ確立されていない。だからこそ、チャンスだとも言えるが。

<弊社では、エネルギービジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp

19 1月 2019

【調査レポート】2018年の車載LIB出荷量が56.9%増、過剰投資に懸念も | ビジネス短信 – ジェトロ

出典:https://www.jetro.go.jp/

・業界団体「中国化学と物理電源産業協会」は1月9日、中国の新エネルギー車(NEV)向けのリチウムイオン電池(LIB)の生産概況を発表した。それによると、2018年のLIB出荷量は前年比56.9%増の5万6,890メガワット時(MWh)に達した。
・種類別にみると、三元系LIBの出荷量は前年の約2倍に増加し、全体の58.2%を占めたほか、リン酸鉄系LIBも23.5%増と構成比が39.0%に達した。一方、マンガン系LIBとチタン酸系LIBの出荷量はいずれも減少した。
・上位20社のLIB出荷量は、全体の91.8%を占めている。寧徳時代新能源科技(CATL)と恵州比亜迪電池の大手2社は、いずれも前年の2倍以上の出荷量となり、2社の構成比は前年の44.5%から61.3%に拡大し、寡占化が一段と進んでいる。
・但し、2018年上半期(1~6月)のLIB生産能力は91万8,700MWhだったのに対し、同時期の出荷量が22万8,600MWhにとどまり、出荷量は生産能力の4分の1に満たない。
・さらに、2018年末にはLIBの生産能力が、中国NEV年間実需の約4倍に相当する200万MWhに達する見込みで、過剰投資問題は引き続き存在している。
<元記事>https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/01/7e05de54d5a065ce.html

過剰投資も見方を変えれば、良い面もある。例えば太陽光発電パネルは中国の過剰投資で極端に安くなった。製造している側から見たらたまったものではないが、それを使う側にとってもメリットがある。
問題と考えるのではなく、それを活用することを考えた方が面白いのではないだろうか?

<弊社では、電動車ビジネスに関する調査分析、ご提案や支援を行なっております>

お気軽にご連絡ください。
●会員向けの購読依頼
まとめサイト担当:comment_x (at) arm-tech.jp
●電動化およびエネルギー関連の商品・サービス、電池戦略に関するご相談
大木:Hideki.Oki (at) arm-tech.jp