25 8月 2019

【ニュース】リチウムイオン電池、発火対策検討=ごみとの分別推進-環境省:時事ドットコム

・環境省は、リチウムイオン電池が入った電子機器がごみの収集や処理の際に発火するケースが相次いでいることを受け、2020年度に新たに有識者会議を設けて対策を検討する方針を固めた。
・不燃物やプラスチックごみなどからの分別を促すため、機器の外側に電池が内蔵されていることを表示するといった対応策を視野に議論。
・同年度予算概算要求に調査費2000万円を計上する。
<元記事>https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082300789&g=soc

24 8月 2019

【ニュース】TeraWatt Technology 固体電池のプロトタイプで432 kWh/kg を実証- Green Car Congress

・TeraWatt Technologyは、4.5Ahのプロトタイプ固体電池が、東洋システムらの第三者が実施した検証テストで、432Wh / kg(1122Wh / L)の記録的なエネルギー密度を達成したと発表。
・TERA3.0としてブランド化されたこの4.5Ahの次世代デザインは、2021年に一部で、2022年に完全リリースされる。
・TeraWatt Technologyは2017年に、カリフォルニア州サンタクララに本社を置く世界的な輸送技術であるSF Motors Inc.(d.b.a. SERES)の一部門として設立された。
・カリフォルニア州サンタクララと東京にあるR&Dセンターで運営されているTeraWattのチームは、これに関してすでに80以上の特許を申請している。
<元記事>https://www.greencarcongress.com/2019/08/20190822-tera.html

自動車向けと言うことなので、これが搭載されたEVのお披露目を期待して待ちたい。「電池の」エネルギー密度に特化することで実現できる車両性能がどのようなものかも注目であろう。
少し道が逸れる。各社開発している金属リチウムを使いこなす技術が、グラファイトで電析が発生しにくくなる技術としても応用が可能であったりすれば、所得した特許は有効利用できるかもしれない。

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24 8月 2019

【ニュース】POSCO、LiB正極材中国工場竣工 | 日刊産業新聞

・韓国のPOSCOは22日、中国の浙江省で海外初のリチウムイオン電池(LiB)用正極材工場の竣工式を開いたと発表した。
・計画を1年前倒し、年末から量産する。
・POSCOの呉圭錫・新成長部門長は竣工式で、今回の合弁はPOSCOの新成長分野で初の海外生産会社だとし、今後も合弁相手と協力し、世界的な技術優位と競争力を確保する考えを示した。
<元記事>https://www.japanmetal.com/news-h2019082390420.html

韓国中国の投資が盛んである。また、市場の成長の程度も日に日に明らかになっていく。利益率優先の欧米の化学メーカーや資源メーカーの反応が今後面白いのではないだろうか。

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24 8月 2019

【ニュース】進化する液系リチウムイオン電池、全固体だけでない次世代電池 | 財経新聞

・近年EV業界において全固体電池に対する期待が高まっている一方で、全固体電池と異なり従来通り液体の電解質を用いたいわゆる「液系リチウムイオン電池」も無視できない。
・液系リチウムイオン電池において電解質を工夫することによって、負極フリーを実現する取り組みは多数ある。つまり、エネルギー密度の面において液系リチウムイオン電池も全固体電池に負けず劣らず進化しつつあるのだ。
・東京大学は、電解質を高濃度化することで電池性能を損なわず、「消火性」を保持させることに成功したとNature Energy誌上で発表している。このように、液体の有機溶媒を用いた電解質であっても、現在の課題である安全性を解決できる可能性は示されている。
・最近では中国の電池メーカー・寧徳時代新能源科技(CATL)も全固体電池の性急な商品化に疑問を呈していると報じられていた。
・その理由として、一つは生産技術も含めたコスト面への対策が確立されていないことが挙げられる。
・しかしそれ以外に、現在の液系リチウムイオン電池がコスト面でも性能面でも伸びていることも理由の一つである。全固体電池だけではなく液系リチウムイオン電池の進化も、要注目である。
<元記事>https://www.zaikei.co.jp/article/20190823/527390.html

まだ市場価値が確定していない開発段階で評価が曖昧な全固体電池と、さらに具体性がない液電池の進化を語っている。
また、電池業界関連の記事は開発レベルのものと市場レベルのものがさらに基準も曖昧なまま語られていているものが多い。
産業と学術研究の発展を考えて、このような記事は有効に機能するのであろうか。

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23 8月 2019

【論文紹介】Quantifying inactive lithium in lithium metal batteries | Nature

出典:https://media.springernature.com/

Nature, 2019 DOI: 10.1038/s41586-019-1481-z
・リチウム金属電池の容量劣化の原因の一つはSEI中に堆積する不活性リチウム(デッドリチウム)。
・従来まで、容量劣化(低クーロン効率)の原因はSEIの堆積によるものと考えられており、SEI層を制御および安定化するためのさまざまな方法の開発を行ってきたが、完全に解決できていない。
・今回、SEI中のリチウムイオンと不活性なリチウムメタルを分離して定量的に測定する手法を開発し、解析したところ、放電中のリチウム金属負極において、金属リチウムの一部が負極から分離し、SEI層中に取り残されていることが確認された。
・それにより、それらのリチウムメタルは、負極との電気的接続が切れ、その後の放電に寄与できないデッドリチウムとなり、クーロン効率を低下させる原因となっていることが明らかとなった。
<元記事>https://www.nature.com/articles/s41586-019-1481-z

個人的な感想になるが、このような内容がNatureに掲載されて嬉しさを覚えた。あたりまのことを確認しているように思えるが、学術の進化はこのような原理を一つ一つ確認していくことが重要だと思う。ただ単に数値を競うものだけでなく、このような研究が電池分野でも増えることを期待したい。

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23 8月 2019

【ニュース】EVハブとして注目されるグジャラート州のドレラ特別投資地区 インド  - ジェトロ

・政府系シンクタンクのインド改造評議会(NITI Aayog)のアミタブ・カント最高経営責任者(CEO)らは、インドでの電気自動車(EV)普及を推進する上でGJ州を中長期的なEVハブとし、その中心に同州のドレラ特別投資地区(SIR)を位置付けることを発表した。
・ドレラSIRは、スズキやホンダ二輪など日系自動車関連メーカーが多く進出するマンダル・ベチャラジ地域(2019年6月11日付地域・分析レポート参照)と並び、州政府が重要地域として開発が進められている。
・ドレラSIRでは、既にEV用バッテリー工場進出の動きも出ている。
・中国の青山控股集団(Tsingshan Holding Group)は約2,100億ルピー(約3,150億円、1ルピー=約1.5円)を投じて、EV向けなどのバッテリー製造工場を今後3年程度で建設する予定。
・インド自動車大手タタ・モーターズの親会社であるタタ・グループは、同地に400億ルピーを投資し、リチウムイオンバッテリー工場を建設する。
<元記事>https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/08/ad3895f38810be96.html

インドのこの動きが、環境問題を背景にしているのであれば、まずは発電方法と車両の排ガス触媒のルールを見直す方が優先ではないだろうか。新しい産業を起こしたい気持ちはわかるが、中国の事例をきちんと分析してから行動した方がいい。
インドの内需を支えるには不十分かもしれないが、生産ではなく設計側に目を向けてはどうか。回路設計などでインド人を頼りにしている企業は多い。

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23 8月 2019

【ニュース】エンビジョンAESC、EV「日産リーフ」に搭載しているバッテリーモジュールの新たな販路を拡大|net+

・エンビジョンAESCジャパンは8月22日、同社製のリチウムイオンバッテリーモジュールが、ヤマハモータープロダクツの電動ゴルフカーに採用されたと発表した。
・供給するリチウムイオン電池モジュールは日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」用と同じもの。
・車載用では日産向け以外でいすゞ自動車が試験的に運行している小型トラックに搭載されたものに続くもので、エンビジョンAESCは販路の拡大を図っている。
<元記事>https://www.netdenjd.com/articles/-/218715

最近、4輪中心にしたプラットフォームが騒がれているが、電動車ではこのように車両サイズが変わっても使いこなせるような電池パックの規格の方が重要な気がする。
ヤマハは、ゴルフカートで得た知見を他の商品に生かしていくのであろうか。

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23 8月 2019

【ニュース】住友鉱、EV向け電池正極材増産 月4550トン体制確立 | 日刊工業新聞 電子版

・住友金属鉱山は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などに搭載される電池正極材料を月間4550トン生産できる体制を確立した。
・2028年3月期までに同1万トンに引き上げる。
<元記事>https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00528334

23 8月 2019

【ニュース】トランプ氏、排ガス規制緩和案を無視した自動車メーカーを批判 AFPBB News

・ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は21日、自動車の排ガス規制を緩和しようとする自身の提案を無視し、基準を厳格化していくことでカリフォルニア州と合意した自動車メーカーを批判した。
・トランプ政権は、現行の排ガス規制を緩和する方針を掲げている。一方カリフォルニア州は、すでに国内で最も厳しい規則を導入しているにもかかわらず、さらなる強化を目指している。
・フォード(Ford)、ホンダ(Honda)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)など自動車大手は先月、カリフォルニア州との合意締結を決定。他社も追随しつつあり、この動きがトランプ氏の怒りを買った。
・同氏はツイッター(Twitter)への投稿で、これらのメーカーは「政治的妥当性」にとらわれていると示唆し、自身の提案に従えば「車の平均市場価格は3000ドル(約30万円)以上も下がり、同時に車の安全性も大幅に向上するだろうに」と主張。「エンジンはよりスムーズに動くし、環境への影響など微々たるものだ! 駄目な重役ども!」と語気を強めた。
<元記事>https://www.afpbb.com/articles/-/3240938?cx_part=top_latest

過剰な環境対応を強いられて開発費が高くなり、必ずしも必要ない機能で付加価値をつけられて、最近の車は高騰している。これが正しい方向に向かっているのかを投げかけているのだとしたら、トランプさんの言うことも理解できる。
ただ、電動車には課題が山済みであるので色々試していく必要がある。その場としてカリフォルニアぐらいがちょうどいい気がする。アメリカ人は昔から価値がないものは買わないので、トランプさんが気にしているような波及効果は今のままではないと思う。

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22 8月 2019

【ニュース】SKイノベーション、電気自動車の使用済み電池の再利用技術を独自開発 : 東亜日報

・SKイノベーションは20日、電気自動車の使用済みバッテリーの陽極材から水酸化リチウムを回収する技術を開発していると発表した。
・陽極材は、リチウムイオン電池を構成する重要素材で、二次電池素材コストの30%以上を占めている。
・陽極材からニッケル、コバルト、リチウムなどの主要原材料を抽出する技術は商用化されているが、高濃度の水酸化リチウムの回収技術を保有している会社は、SKイノベーションが初めて。
・これにより、電気自動車バッテリー成分の80%以上を再利用できるようになり、世界の使用済み電池市場で電気自動車のバッテリーが占める割合は3%から、今後90%以上にまで拡大できるという予測が出ている。
<元記事>http://www.donga.com/jp/article/all/20190821/1823736/1/SKイノベーション、電気自動車の使用済み電池の再利用技術を独自開発

トヨタがHEVでNiMHを選択した要因の一つにリサイクルを含めたコストが関係している。LIBは水でなく有機溶剤を使用し、その有機溶剤が変質してしまい分離が容易でない。リサイクルができないわけでないが、その他諸々事業として成立させるには様々な課題が山積みである。社会的責任を考えると取り組まないといけないが、そもそも大量にLIBを世に出すことが本当に正しいのか考えることも必要ではないだろうか。

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